- Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062165648
作品紹介・あらすじ
「事件かも…。」新聞社の記念企画で、地域の小学生の中から、夏の期間だけの臨時の特派員記者が十名募集された。その記者は「夏の記者」と呼ばれた。
感想・レビュー・書評
-
真実を追求する事と、真実の裏にある事、いろいろ考えさせられました。
面白かったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
新聞社の企画で10人の子どもたちが「夏の記者」として新聞に記事が載る。
その10人のひとりに選ばれた佳代はとある事件について調べ始めるが、大人たちは中々真実を教えてはくれなくて…。
作者は、建前と本音をテーマにしてこの作品を書いたのでしょうか?
子どもの心は純粋で、大人になると色んなしがらみにとらわれてしまいがち…といったところでしょうか?
自閉症の子どもの扱いや描き方も少し雑で残念さが拭えません。 -
息子が読書感想文を書くために借りてきた本をちょっと拝借。きっと子供の立場でこれを読んだ彼と、清濁合わせ飲むことも生きていくには必要なんだと知ってしまっている私では感想も全然違うんだろうなと思う。それでも真実を知るために走り回る小5の女の子達は必死でもがいて、とても熱くいい夏になったんだろうなと思った。
-
良本!
-
新都新聞の企画「夏の記者」に採用された主人公が、大人の事情で隠していた真実を明らかにしていく物語。うそをついてはいけないという当たり前のことをしようというメッセージが感じられた。
-
大人って汚い!
とムカッとしたけど、最後はスカッと。 -
夏休みの期間だけ新聞記者になれるという企画「夏の記者」
大人の都合で
大人の感覚で
隠そうとする「ある出来事」を子供のまっすぐな気持ちで追求していく
小高~ -
大手新聞社が企画する、夏の期間だけの小学生特派員記者に当選した佳代は、
いい記事が書けずに焦っていた。
そんな時偶然、スポーツ施設に投石をした青年を見た佳代は、
施設の人の対応に違和感を覚え、彼がなぜこんなことをしたのかが知りたくなり、
調査にのりだした。
報道機関はいつも正しいニュースを伝えているはずだと、信じている私たち。
実は、そうではないかもしれない。
そんな気持ちをいつも持っていることは、情報化社会を生きる私たちには必要な事だと思います。 -
夏限定の新聞記者「夏の記者」に選ばれた小学5年生の佳代。しかし、ずるをして選ばれた佳代は、良い記事が書けず途方に暮れていた。しかし、市のスポーツ施設へのいやがらせ事件に出くわし、その事件を調べる内に、佳代の前に壁が立ちふさがった…
小学生がジャーナリズムに挑む作品。一貫して子どもの視点からジャーナリズムを芯に据えて描きつつ、なおかつジャーナリズムにとどまらず「大人」と「子ども」の違いを浮き彫りにし、そこからさらにジャーナリズムを深めています。かなり面白いし、子どもにも読んで欲しい作品!