世の中への扉 戦争を取材する─子どもたちは何を体験したのか

著者 :
  • 講談社
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感想 : 65
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  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062170499

感想・レビュー・書評

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  • 1話1話に伝えたいメッセージが明確にあり、読み応えがあった。
    考えさせられる1冊となった。

  •  十代に向けた本。内戦,地雷,子供兵,難民…。世界各地で起こる悲惨な現実に,初めて目を向けるためには良い本だと思う。
     本書刊行は去年。一年後の今年八月,著者は取材先のシリアで銃撃を受け,亡くなった。御冥福をお祈りします。

  • 小学校高学年、学校でも総合学習などで戦争や貧困、世界のことを学び、自分でもいろいろ考え始める頃。
    自分と同じような年頃の子どものことと、切実に感じ、自分の将来を考えて欲しい。
    また、山本さんご自身の、報道にかける思い、子どもたちに向けて丁寧に伝えていこう、という言葉や姿勢も受け取ってほしい。(i44)

  • シリアで亡くなられたジャーナリスト山本さんの著書。
    世界各地で起きている内戦・紛争の背景、そこに暮らす人々の様子。
    子ども向けの優しい文章で書かれているので、
    ひとつひとつしっかり理解したい大人にもいいと思う。
    彼女が見た真実がそのまま伝わってきて、とても考えさせられる。
    彼女の思いの強さも伝わってくる。
    こうして命がけで取材し伝えてくれるからこそわたしたちが学べるということに感謝します。

  • そんなかこくな国があるから、しょうらいその国をすくおう!

  • 小学生むけに書いた本、中国人、韓国人も読んで欲しい。

  • 子どもに向けた文章がうまい人だと思いました。亡くなられたこと、惜しまれます。

  • 山本美香さんが、子どもたちに向けて書いた一冊。
    わかりやすい言葉で、戦争の悲惨さ、そしてジャーナリストとして戦争を取材することの使命をストレートな文章で伝えている。
    子どもたちに読んでもらいたい一冊だが、自ら読む子はごく少数だろう。だからこそ、大人が読んで子どもに勧める。
    世界で起こっている出来事や、命について子どもたちと一緒に考える機会を持てば、今の日本が抱えている問題の解決の糸口にも繋がるだろうと私は思う。

  • シリアで亡くなった山本美香さんが、これまでの命懸けの取材で伝えたかったことを少しでの受け止めたいと思って読んだ。

    この本は、小学生とか中学生の、学校の副教材として利用できることを想定して書かれているのですごく読みやすかった。

    戦争の悲惨さ、無意味さ、勝ったとされる方も負けたとされる方も、大人も子どもも、男も女も、どれだけの人が不幸になるかが良く伝わってくる。

    また、それらのことを通じて、いじめとかもダメだよっていうのも伝わると思う。

    子どもが大きくなったら読ませてあげたい1冊。

  • 世の中への扉シリーズ。
    小学校高学年から、中学生、高校生まで戦争のこと、戦場で生きる子どもたちのこと、ヘイトクライム‥

    今、生きている自分の世界だけじゃなく、少し視野を広げて見るきっかけになりそう。

    山本さんが、命をかけたジャーナリスト。この一冊だけでも、山本さんの世界で起こってることを伝えたいという気持ちがひしひしと伝わってくる。
    山本さんの死を無駄にすることないように、すぐ何かできる訳じゃないけど、とりあえずすぐできることはこの一冊を子どもたちに伝えていくことだなぁと。自分の役割でできることを少しずつしていきたいなとそう、思った。

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著者プロフィール

東洋大学ライフデザイン学部 教授(2022年2月現在)

「2022年 『地域福祉と包括的支援体制』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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