チロル、プリーズ

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 77
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062170680

作品紹介・あらすじ

受験生が結婚…って、えっ?現役大学生作家が描く超リアル青春小説。

感想・レビュー・書評

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  • 3月読んだ

  • 受験生のチャコ。
    友達のトキコが、突然結婚すると言い出して、複雑な気持ちでいっぱいになりながらも
    大学受験という不安も抱えながら、予備校に通う日々。

    予備校仲間のポンちゃんとお菓子を食べながら、愚痴を聞いてもらうのが、安心するひととき。
    美人で成績も優秀で、自分のことはあまり話してくれないトキコが言い出した結婚という言葉について考える日々。

    チャコがちょっと前に失恋した相手、ジョナサン。
    私、ジョナサンを何年か前に読んだことある、と、思い出した。
    ポンちゃんみたいなキャラの人、私の友達にいて、すごいリアルで親近感。
    チャコの幼くて奔放なところ、魅力。

  • 女子高生の青春。
    受験で悩んだり、恋で苦しんだり。
    キラキラしてて羨ましい。
    友情も家族愛もあり。
    高校生でもしっかりと自分の人生を考えて決断する。
    すごいなぁ。
    すごく清々しい気持ちになれた。

  • 2015.5.1ずっと読みたかった。やっと読めた。

  • 数日前に読了。片川さんは何冊目かなぁ。
    はじめ、似たような人物設定で書くひとなんだなと思って読んでいたら、ほんとに「ジョナさん」の続編だった。チャコの良くも悪くも自己チューな感じがいい味。改心するでもなく、変に肯定するでもなく貫かれてるのが好き。でも、ポンちゃんの件が強調され出してからは、けっきょく恋愛オチなのかぁ、とちょっと残念。結婚という言葉が作品冒頭から出てる時点で、当然なのかもしれないけども。「妻」を疑問に付したとしても、男女カップリングの恋愛を価値基準にするのを当然視していたら、あまり変わらないのじゃないかしら。
    コンビニ菓子が食べたくなる!

  • とてもドキドキわくわくしながら読めた。

    こんな青春がしたいなぁ、と思う小説。

  • 私は大学では無かったけど受験期だったので、将来に不安になったり焦るチャコに共感した。また、トキコに嫉妬心を抱くチャコの感情の描き方がリアリティに溢れていて、話しかけたいけど話しかけられない様子が分かりやすく書かれていた。ぽんちゃんという存在があるのがこの作品の良い所であると思う。私は、チロル.プリーズから読み始めましたが、ちゃんと分かる。
    この作品がきっかけで、片川優子さんのファンになりました(((o(*゚▽゚*)o)))

  • 久々にさくさく読める本に出会いました。こんなふうに気軽に話せる異性って羨ましいな。

  • 怒涛の展開!と言う訳ではなかったけど、そういうところがいいのかな。

  • 面白かった。

    『ジョナさん』という作品の続きらしい。そちらは未読。でも、この作品から読んでも大丈夫でした。楽しめました。

    チャコっていうヘタレキャラ?っぽい女子高生とその友達のしっかりものトキコのお話。(トキコは栗山千明をイメージしました)
    女の子の友情と成長の物語。

    大学受験を控えたふたりの日常に起こる出来事。いろいろあるよ。若いんだもの。チャコはチロルチョコで糖分を補給しつつ、歩み続けるのであった。

    ポンちゃん、いいやつだなぁ。

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著者プロフィール

作家、獣医師。15歳の時に書いた『佐藤さん』で、第44回講談社児童文学新人賞佳作を受賞し、作家デビュー。一方で、麻布大学大学院獣医学研究科で博士号を取得し、現在は獣医師兼作家として活動している。著書『ぼくとニケ』は青少年読書感想文全国コンクール課題図書に選出された。他に『ただいまラボ』(以上講談社)などがある。

「2023年 『おはなしサイエンス 未来の医学 これからも、リッキーといっしょ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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