- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062171632
作品紹介・あらすじ
フランス中が泣いた!余命2ヵ月のシングルマザーが、子供たちのために行政と闘った、愛あふれる実話(リアルストーリー)。4人の子供に恵まれたマリーは、人生は普通に続いていくものだと信じていた。そう、36歳の秋までは…。2008年、余命宣告を受けたマリーが最初に考えたことは、残される4人の幼い子供のこと。子供たちがこれまでと同じ学校に通い、同じ友だちに囲まれ、何より4人がばらばらにならずに一緒に暮らせる生活を希望した。その願いが叶わないとわかったとき、彼女はマスコミに訴えるという自分でも思いもしなかった行動に出る。
感想・レビュー・書評
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強い母になりたい、と思う。自分だったら最後まで一緒にいたくてぐずぐずしちゃうな。子どもたちが健やかでありますように。
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最初の子供たちへ宛てた手紙で既に涙が・・・
子供たちのことを考えて準備しながら、必死で生きて、
愛情を注ぐ母親の姿がとても胸を打ちます。
本としても、文章、構成がうまく、すんなり読めました。
帯にあった土屋アンナさんの言葉も良いです。 -
読んで良かった。泣ける。気を抜くと、すぐ嗚咽ですよ。そして、それで、
激情ですよ。不合理に対する激情ですよ。筆者が纏う無慈悲な運命。
大きな損失を伴った子らの情景。懇篤な友人の、ややもすれば絶望に堕ちる
ところを救い続ける、温かさ。それら悲しみを客観的に噛み砕く筆者の
強さ、というか悲しみの感情を切り離すことができるまでの道程。への寂寥。