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- Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062173230
感想・レビュー・書評
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杉本章子様、こんなに素敵な本に出会えて幸せです。江戸の街が本の中から立ち上がって、ひとつひとつの物語がゆっくりと絡まり合い、
踊りの世界を中心に様々な階層や暮らしが謎を彩ります。この本には題名のお姫様は影しか見られないのに、いつしか主人公と共に姫君の周りを踊り廻って、考えあぐね、立ち止まり、走ります。これほど丁寧に考察された物語はどれほどの資料に支えられているのでしょうか。読み終えてなお、江戸の街の人々の足音から抜けられません。杉本章子様、こんなに素敵な本に出会えて幸せ です。江戸の街が本の中から立ち上がって、ひとつひとつの物語がゆっくりと絡まり合い、
踊りの世界を中心に様々な階層や暮らしが謎を彩ります。この本には題名のお姫様は影しか見られないのに、いつしか主人公と共に姫君の周りを踊り廻って、考えあぐね、立ち止まり、走ります。これほど丁寧に考察された物語はどれほどの資料に支えられているのでしょうか。読み終えてなお、江戸の街の人々の足音から抜けられません。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今回は水木歌仙の弟子で相弟子だった「お糸」のもと許婚の男が久留米藩の女と心中に見せかけられ殺された事から事件が始まる。
相変らず杉本章子の時代考証の確かさには頭がさがる。
今回は彼女が地元だけに筑後弁が自然に話されている。