参謀―落合監督を支えた右腕の「見守る力」

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062175982

感想・レビュー・書評

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  • ドラゴンズファンとしては、とてもおもしろく読めた。落合監督との関係は、私が思っていたよりも太くしっかりしたものであった。
    もしかしたら、将来またどこかのチームで一緒のユニフォームを着ることがあるのかな?

  • 中日ドラゴンズ前ヘッドコーチの書いた書いた本。
    落合監督を頂点にした組織力の強さが良く分った。落合監督がコーチや選手に責任を持たせて野球をさせていたことはもちろんすごいが、それに応えたコーチや選手もすごい。
    「監督の耳に入れないで済ますことは多いほどよい(p.205)」、「自分が任されているなら、部下にもしっかり任せて責任を取る(p.210)」特に終盤に書かれたこの2項目が印象的だった。

  • 落合の監督(トップマネジメント)としての凄さを教えられた。
    勝負師としての洞察力、投手陣全てを任せ切る胆力、意外なのは気配り。
    野村監督とはまた全く違うながらも成功を納めた名監督として考察すれば面白い。
    次は本人の「采配」を読書する予定。

  • 落合博満著・采配とセットで読んだ。采配がビジネス書としても完成されてるのに比べ、こちらは野球のコーチ論という側面が強いと感じた。

  • ● 監督は指導者をやりたくてたまらなかったのだが、一方で、自分みたいな人間には、絶対どこからも声がかからないと思っていたそうだ。声がとても弾んでいた。

    ● 首脳陣が舐められてしまうことは良くないが、指導者の顔色をうかがって動くような選手だけは育てないでほしい。だから、手だけは上げないでくれ。

  • ドラゴンズ前ヘッドコーチ、森繁和がコーチ時代を振り返る。中日ファンには、あれこれたいへん興味深い。とくに日本シリーズの山井-岩瀬の完全試合リレーについては、この森の説明で自分的には疑問解決。自分についてだけではなく、落合のすごさ、コーチ論などもおもしろい。若干整理されていない印象があるのも、味だろう。

  • 落合監督の中日を投手コーチ・ヘッドコーチとして支えた筆者から見た落合のリーダーとしての言動・その下でのナンバーツーとしてのあるべき姿等を描く。リーダーのあるべき姿、権限委譲や報告、情報コントロール等が具体的に記述された、良いビジネス書。

  • そこそこ面白い。

  • この本から、落合が森コーチを完全に信頼していたことがよく分かる。中日ファンとしては、裏側が分かって面白い。長期的な視点を持って、落合も森もチーム作りをしてきたからこそ、あんなに中日は強かったんだろうな。

  • GOOD

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著者プロフィール

名将・落合博満監督に請われ2004年より8年間、中日ドラゴンズの黄金期を支えた名投手コーチ。1954年千葉県生まれ。駒大高、駒沢大学、住友金属を経て1978年、西武ライオンズにドラフト1位指名。西武ライオンズの黄金期を主に抑え投手、投手コーチとして支える。その後、大島監督の日本ハム、森監督の横浜で投手コーチを務め、中日の投手コーチ、のちヘッドコーチに。2011年シーズン終了時、落合監督とともに退任。2012年は野球解説者、プロ入り以来初めてユニフォームを脱いだ。確たる野球理論、面倒味のいい親分肌の人間力で、ベテランから若手まで選手達に慕われ続けた。落合監督とは社会人時代に日本代表として世界で戦った仲間。名将のカゲで、チーム作り、組織作りをサポート。森繁和の存在がなければ、投手王国・中日、名将・落合監督は誕生しなかったかもしれない。どの球団もどんな監督も欲しがる名指導者である 。2シーズン解説者を務めた後、2013年秋、落合氏はGMとして、森氏は谷繁新監督のもとでのヘッドコーチとして中日球団に復帰することが決定。2014年シーズンからの活躍が注目される。

「2014年 『参謀』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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