バイバイ・フォギーデイ

著者 :
  • 講談社
3.78
  • (13)
  • (22)
  • (16)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 112
感想 : 28
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062176125

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 学生に読んで欲しい一冊。
    話に全く捻りがないから手が進むと思う。
    それから、今の日本に少なからず不安や不満がある人も僕は見て欲しいと思った。

  • 2013/6/22
    すごく読みやすかった。

    憲法9条についてを学ぶと考えれば読みやすくて良い本だった。ただ、ストーリーやキャラは好きになれなかった。

  • 文化祭を題材にした小説が好きです。
    高校や大学の良いところや、楽しいところをギュッと詰め込むのに、最も適した題材だと思っています。

    本作は高校の文化祭のお話。
    ご多分に漏れず、楽しいお話なのですが、そこに憲法9条改正の話が絡むところが、普通の小説とは違うところです。

    お話としては冒頭から憲法9条の改正が国会で審議されるところから始まります。
    政治オタクで、主人公(男)の幼馴染の女の子が、それを高校の文化祭に盛り込んでいくってお話です。
    堅苦しい話を、文化祭というオブラートに包むことで、すんなり憲法のことを考えることが出来ます。

    本としては、改正すべきなのか、すべきではないのかについて、一応の答えを出してはいますが、それを押し付けるのではなくちゃんと考えようよっていう主張で好感が持てました。


    まぁ、何よりも幼馴染の女の子が可愛すぎます。
    スーパーマンなんですが、主人公にだけ甘えるという……
    ツンデレはアニメでも、マンガでも、文芸作品でも魅力的だということを改めて実感しました。

    ただ、面白く読めたのですが、主人公(男)がもう少し活躍しても良かったかなぁと思ったり何だり。
    主人公に自分を投影しちゃうからだとは思うんですけどね……

  • 9/14

    この2012年より少し先の、でも非現実とはいえない年代と設定が良いなぁと。ツイッターとかの用語も普通に出てきて無理がない感じ。

    扱うテーマは憲法九条の改正っていうヘビーなものなんだけど、キャラの魅力とテンポの良さでサクサク読めました。

    震災の時日本にいなくて、あの揺れを体感してないのだけど、明らかにそれまでよりは世界の紛争とか自衛隊の活動とか憲法とかに興味がわいた気がする。

    主人公たちが高校生なこともあってラブもあります( ´ ▽ ` )ノ

  • テーマの割りに読みやすかった!
    憲法改正の要素がなかったらたぶんちょっと軽過ぎて物足りなかったと思うので、バランスよかったと思います。
    作中に掲示板とかTwitterが普通に出てくるあたり、今時なカンジがしましたね。映画化しても面白いかも。
    初めて読んだ作家さんだったけど、ちょっと過去の作品もチェックしてみようと思います☆

  • 高校生が憲法改正について話し合う場面にまずは驚きました!
    未来では実際に起こりうることなのかなとかいろいろ考えました。
    今までに読んだことのないジャンルで面白かったです(o^-^o)

  • [2012.05.28]

著者プロフィール

1958年仙台市生まれ。東京電機大学理工学部卒業。97年「ウエンカムイの爪」で第10回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2000年に『漂泊の牙』で第19回新田次郎文学賞、04年に『邂逅の森』で第17回山本周五郎賞、第131回直木賞を受賞。宮城県気仙沼市がモデルの架空の町を舞台とする「仙河海サーガ」シリーズのほか、青春小説から歴史小説まで、幅広い作品に挑戦し続けている。近著に『我は景祐』『無刑人 芦東山』、エッセイ集『いつもの明日』などがある。

「2022年 『孤立宇宙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

熊谷達也の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×