- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062178112
作品紹介・あらすじ
ほら、ねらわれている。あなたが「好き」になる瞬間を-。5人の人気作家から、あなたへ。これがほんとの「こわい話」。
感想・レビュー・書評
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思っていたホラーという感じではない。
こわい?だからそれでもいいか。
少女向け漫画雑誌みたいな感じ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ちゃんとホラーの本だった。
「好き」にもいろいろあって、恋愛系とは限らないし、「怖い」にもいろいろある。
いちごジャムは怖いのかどうかすらわからない。
でもあのお話自体は嫌いじゃないな。
親はたまったもんじゃないだろうけどな…。 -
2018年6月20日
カバーイラスト/結布
画家/牧村久実、谷朋、陸原一樹、水上カオリ、結布
装幀・本文レイアウト/Malpu Design(清水良洋、佐野佳子) -
「好き」にまつわるちょっとこわい話が詰まった短編集
テディベアの話が好きです -
卒業式が終わり、凛と水月が二人で桜の木下に埋めたタイムカプセルを
掘り出そうとしたら、二人のものとは違う年代物の箱が出てきた。
お宝かも、と軽い気持ちで箱を開けたら、中には古いペンダントが入っていた。
誰が何の目的で埋めたのかを確かめてみようということになって、
その日は凛がペンダントを持って帰った。
その夜、凛の部屋に現れたのは、血だらけの昔の日本兵。
同級生に似たその青年は、凛をどこかに連れて行こうと・・・。
「こわくて泣いちゃいそうだよ 秘密のペンダント」
その他に「私のテディベア」「フェアウェル城のお姫さま」「蛇喰い猫」「いちごジャムが好き。」の4編。 -
【収録作品】「こわくて泣いちゃいそうだよ 秘密のペンダント」 小林深雪/「私のテディベア」 宮下恵茉/「フェアウェル城のお姫さま」 越水利江子/「蛇喰い猫」 藤木稟/「いちごジャムが好き。」 令丈ヒロ子
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“たとえどんな形であっても、どんな結果が待っていようとも、
「好き」が心にあるだけで、女の子はきっとしあわせ。”[P.5_プロローグ]
「プロローグ」
「こわくて泣いちゃいそうだよ 秘密のペンダント」 小林深雪
「私のテディベア」 宮下恵茉
「フェアウェル城のお姫さま」 越水利江子
「蛇喰い猫」 藤木凛
「いちごジャムが好き。」 令丈ヒロ子
「エピローグ」
そこまでは、怖くないかも。
「私のテディベア」が好き。
“なにかがおかしいと気づいたのは、それからしばらくたったころだ。
ある朝起きて、リビングに行くと、ママがユキのお刺身を切っていた。
最近、ユキのごはんはとてもぜいたくだ。いろんな種類の猫缶が、キッチンの戸棚にぎっしり並んでいて、時には高価なお刺身もあげている。
それに、「ユキ様に居心地良くしてもらうためだ。」と、パパが買ってきたキャットタワーやキャットハウスが、いつの間にかリビングから続きの洋室までを占領していた。”[P.132_蛇喰い猫]