わたし、がんばったよ。 急性骨髄性白血病をのりこえた女の子のお話。

  • 講談社
4.20
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062190084

作品紹介・あらすじ

『みんなと同じことしたい』
『みんながいやなそうじだって、いっしょにしたいんだよ』

あこがれだった小学校で、いじめにあった美咲ちゃんは、自分でつくった絵本にそうつづりました。
なぜ、美咲ちゃんは、みんなと同じことができないのでしょうか。

4歳の夏、美咲ちゃんは、骨髄性小児白血病を宣告されました。

ありえないほど苦い薬、薬の副作用の吐き気、痛い注射、綱渡りの骨髄移植……。
壮絶な治療をのりこえ、待ちに待った退院。
けれども、すぐにみんなと同じことができるわけではなかったのです。

みんなにもっと自分の病気のことを知ってもらいたい。
そう思って、小学1年生の美咲ちゃんは、絵本を書きました。

「がんばったらたくさんいいことが まっててくれるから、みんなにおいつけるように わたし もっともっと がんばるね。ありがとう。」

感想・レビュー・書評

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  •  入院中だし(?)闘病記的なものも読んでみようと思って手に取った一冊。
    小学生の女の子自身が書いた闘病記。凄く大変なんだろうけど、全体的に彼女が前向きである為、読んでいて暗くなることはない。
     家族が支え合っているなと思った。仕事をしていたであろうお母さんは付きっきりで、住んでいた団地も離れることに。お兄ちゃんは二度転校していて家族の生活が一変しているのがわかった。美咲ちゃんは言うに及ばず。お兄ちゃんもママもパパもおじいちゃんおばあちゃん。ひいおじいちゃんひいおばあちゃんは天国で美咲ちゃんを応援してくれた。
     悲しかったのが小学校でのいじめ。
    お掃除しないのがずるいから始まりヒソヒソ意地悪を言われる。
    それでママの提案で美咲ちゃんが書いた詩。涙が出てきちゃった。それでも意地悪する子の気持ちがわからない。教師は何やってるんだ!と言いたくなっちゃう。道徳の時間に使ってほしいと思う。親にもぜひ見せたい。
     小学校のうちは特に。色々な人がいる。って言うのを知っておいたほうがいいと思う。美咲ちゃんと同じクラスだった子達はかけがえの無い経験が出来たと思う。うちの子には優しい心を持った子に育ってほしいと思っている。
     良い本だった。とても勉強になったと思う。
    美咲ちゃん。本当におめでとう。よく頑張ったね。

  • な ①20210506

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著者プロフィール

ノンフィクション作家、モータージャーナリスト。横浜市出身。おもな作品に、『しっぽをなくしたイルカ  沖縄美ら海水族館フジの物語』『ハチ公物語  待ちつづけた犬』『ゾウのいない動物園  上野動物園  ジョン、トンキー、花子の物語』『青い鳥文庫ができるまで』『お米ができるまで』『わたし、がんばったよ。  急性骨髄性白血病をのりこえた女の子のお話。』『もしも病院に犬がいたら  こども病院ではたらく犬、ベイリー』『未来のクルマができるまで  世界初、水素で走る燃料電池自動車 MIRAI』『キリンの運びかた、教えます 電車と病院も!?』『命をつなげ! ドクターヘリ2 前橋赤十字病院より』『ガリガリ君ができるまで』『世界でいちばん優しいロボット』(すべて講談社)など多数。





























「2022年 『法律がわかる! 桃太郎こども裁判』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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