- Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062190176
作品紹介・あらすじ
暗いところが気になって仕方がない主人公の「ぼく」は、思い切ってくらやみに話しかけてみます。
「だれかいるの?」 「……いないよ」
思いがけない、くらやみからの返事!
そして僕は「くらやみ」と一緒に、夜空をめぐる旅に出て……。
劇作家・前川知大、初の絵本。こどもとおとなのための舞台「暗いところからやってくる」を、絵本版オリジナルストーリーでお届けいたします。
感想・レビュー・書評
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暗いところから何かが見ている気がする。 ぼくは<暗闇>に向かって話しかけてみた。「誰かいるの? いるならいるって言って!」「...イナイヨ」思いがけずく<暗闇>から声がした!・・・ 僕は<暗闇>と共に、夜空を巡る旅に出ることに・・・。劇作家で演出家の<前川知大>サンの〝こどもとおとなのための舞台『暗いところからやってくる』〟を、<小林 系>サンの温か味と深みのある絵で創作されたオリジナルストーリー版絵本。
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暗い所に何かがいそうで気になる“ぼく”。家中の明かりを点けて回るが、お母さんに消されてしまう。夜の闇に向かって「誰かいるの?」と問いかけると、「いないよ」と返事が……?! 幼い少年は、夜を知る旅へ。
図書館本。
ホラー系のようなタイトルだが、昼とは異なる夜の良さを描いた絵本。どちらかというと小学校低学年向けかな? 結構文章量がある。
良い雰囲気で、絵の構図もなかなか大胆。が、話がちょっと説明的というか解説的というか。私は皆まで語らない方が好きなので、文章の裏で悟らせて欲しかったなあ。単に好みの問題なんだけど。
『おばけは くらいところが すきなんだから かわいそうじゃない。』
余計な明かりを消すお母さんの素敵なセリフ。これなら怖がりの子も納得してくれそう。
でもね、暗い所に隠れているのが蚊だったら……素敵なお母さんが何をするか知ってるぞ!(笑) -
子供の時って、色々想像して、楽しくなったり、悲しくなったり、、、怖くなったり。
表紙を見て、我が家の子供達は「怖い本だ、、、」と怯えましたが、夢いっぱいの一冊です。
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暗がりが怖いと思うことはよくあること。なにかがいるような気がするから。でも大抵なにもいない。そこに暗がりがあるだけ。そこになにを見出すか。
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「くらいところ」ってほんとうにこわいですね、なにかありそう。こわいけれど、きになる、きになる。いっそおもいきって「くらやみ」にはなしかけてみると、なんと、おへんじが!?
「だれかいるの?」 「……いないよ」
舞台(劇)が、絵本になって登場です! -
●概要
暗い所から声が聞こえ、やりとりをしてると、夜の町を飛び、冒険することに。最後は光が見え、その先に行くと、目が覚める…という、なんだか少し恐怖を感じるストーリー。
●ポイント
・こわいっす。
・夏とか呼んでもいいかもね。
●対象
年長〜 -
2-1 2018/07/18
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装幀/ミルキィ・イソベ+林千穂(ステュディオ・パラボリカ)