蜂に魅かれた容疑者 警視庁総務部動植物管理係

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062190268

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  • 凸凹コンビ第二弾のお話だった。相変わらずの須藤刑事と薄巡査だった。


    頭の怪我で、刑事課から総務課に異動になった須藤。指揮官が宗教団体に狙撃され、警察関係の施設は厳重な警備が敷かれる。
    ある日、蜂に刺された男が警察病院へ運ばれる。事故として扱われたが、須藤と警察動植物博物館勤務の薄が駆り出される。そして、蜂事件は大きな渦に飲み込まれ…


    前回の話とは違い、長編小説だった。須藤さんと薄の凸凹コンビは良かったように思う。
    しかし、薄は少しアホの子すぎる。いくら動植物にしあ興味がないとは言えど、物事を知らな過ぎるというか…そこがいいという人もいるんだろうけど、ちょっと私には無理だったかなぁ。


    でも、また続編が出たら読むとは思うんだ。


    2015.8.31 読了

  • ボケがしつこいのが気になる。

  • 第二弾は長編作品
    短編集かと思ってたから全然終わらなくてびっくりした
    ひとつの事件で蜂が題材なので薄の生き物愛の独り言は物語の緩急でたっぷり登場
    おかげで薄が相当な生き物バカってことがわかる
    事件そのものは風呂敷が大きく広がってるなぁって印象でミステリー度が低いわけじゃないけど薄く感じた

  • 前作から気になっていたのだが、ヒロインの一般常識に欠けるとしか思えない奇矯な言動がウザくて仕方がない。
    確か前作で、「動物管理係の新設に際し、かなりの狭き門を突破して採用された」という記述があったはずだが、この言動では確実に面接で落とされるのでは?と思われ、説得力がない。これなら、実力で狭き門を突破したのではなく、有力者のコネで採用されて胡散臭がられている、という設定の方が説得力があるだろう。
    ストーリーや文体は読みやすいだけに、ヒロインの人物造形だけが残念。

  • シリーズ二作目ですが、動物を事件に絡めながらする手法はさすがですし、謎が絡まり大きな陰謀が現れていく…
    さすが大倉さんだって思います。
    面白い作品で、いいですし、事件は社会派チックで、その背後にあるものを丁寧に伏線を張っている。
    なかなか良かったです。

  • 読み始めてから長編だと気づき、長編だといまいちかも?と懸念したが、案外ひきつけられてサクサク読み進んだ。
    でも、この人のシリーズは季刊落語の編集者のやつが好きなので、あの続きをもっと読みたい。

  • 最近の大倉の作は強引に物語を進める傾向に有るが、本作品も途中から強面のバイオレンス仕立てに墜ちていく。
    動物担当の薄婦人警官のキャラクターが救いだが、身分がよく判らない。時に脱線するので、ユーモア小説としての面白みが先に立つ。
    もともと刑事ドラマ仕立てが好きな作家だからそりなりの物語展開かな?
    最後のどんでん返しで本格の面目躍如と謂うところか!!

  • シリーズ2作目。
    今回も須藤と薄、デコボココンビのズレたやり取りは健在。面白かった。一気読み。次回は田之倉も加えて、もっと賑やかになるといいな。
    蜂は怖い。寄ってきたら思わず手を振り上げてしまいそうだけど、ダメだということがよくわかった。。

  • シリーズ物で前作を読んでいないが、女性主人公の奇矯な言動は当然の前提となっているのだろうか。

  • 警視庁総務部動植物管理係のコンビが活躍するシリーズ第2弾。
    新興宗教団体に関わる事件で管理官が銃撃され、警視庁は緊張に包まれる。そんな中、都内でスズメバチが人を襲う事件が発生。人手が足りないからと頼まれた動植物管理係の二人が調べてみると、事故ではなく意図的に引き起こされた事件ではないかと思われた…
    犯人側の計画の全貌が凝り過ぎではないかと思うところもあるが、スズメバチを使って事件を起こすという発想が面白かった。実際あったらかなり怖い。
    薄巡査の動物オタクぶりは相変わらず。軽妙で面白いのはいいけど、須藤との会話はちょっとボケ過ぎかも。

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著者プロフィール

大倉崇裕(おおくら たかひろ)
1968年京都府生まれ。学習院大学法学部卒業。97年、「三人目の幽霊」で第四回創元推理短編賞佳作を受賞。98年、「ツール&ストール」で第二十回小説推理新人賞を受賞。2001年、『三人目の幽霊』でデビュー。代表作である白戸修シリーズ、福家警部補シリーズ、警視庁いきもの係シリーズは、いずれのシリーズもTVドラマ化されている。

「2022年 『殲滅特区の静寂 警察庁怪獣捜査官』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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