- Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062196260
作品紹介・あらすじ
戦後70周年の今年、子どもの本の作家19人が描き下ろしの文と絵で子どもたちに戦争を伝える渾身のドキュメンタリーアンソロジー。
感想・レビュー・書評
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子どもがもう少し大きくなったら読ませたい
子どもの本の作家さん19人が書いた、自身の戦争体験のお話
さすが、子どもの本の作家さん!
分かりやすく読みやすかった
知らない作家さんもいて、代表作を読んでみたくなった詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
戦争は ぜったいに 嫌だ!
子どもたちに 伝えたい 最大のメッセージ
「大文字」の言葉では なく
「小文字」の言葉で 伝えたい
子どもたちに 向けて 書かれたもの は
先ず 大人たちが ちゃんと 自分の中に取り込んで
自分の言葉を添えて その一冊を 手渡したい -
長野ヒデ子さんが講演で紹介されていたので。
幼少期の戦争体験を、児童文学の作家さんたちが語られている。
山下明生さんが、左利きを矯正された話を書いているが、それも軍隊がらみだったとは。
巻尾の柳田邦男さんの文も良かった。 -
珠玉。という言葉が、しっくりくる気がする。
たくさんの、戦争の体験談。一番刺さったのは、冒頭の「知らなかった(和歌山静子)」と「戦争賛成(田島征三)」だ。
『いま、たいての人は「戦争反対」だ。でも、明日も「反対」と言えるだろうか?』
このエッセイだけで、星がもう一つ増えるところだ。
十何年も前から、「今は、戦後なんかじゃない。戦前なんだ」と主張してきたが、それがロシアのウクライナ侵攻で、よりリアルになってきている。 -
長野ヒデ子さんに薦められて購入&読了。
長野さんと講演会で一緒にいた間感じたのは、「好奇心旺盛」「いろんな人や物事を受け入れられる」「明るく楽しい」人だということ。
釜石小学校の校歌の話から紹介していただいた本。
長野さんの性格の秘密がわかるかな、と思って読んでみた。
タイトルにある通り戦争体験談で、長野さんも身内を悲しいかたちで亡くされている。とても怖い体験をしている。
「だからこそ命を大切に感じているんだな」とは簡単に言えるけど、心の中でいろんな場所を、何往復もしたんだろうな。
だから、もう揺るがないだろうし、それを人にも伝えられるんだろうな。 -
戦争の悲惨さを伝える本はたくさんあるけれど、この本は物語ではなく、いろんな人が自分のことばで子どもの時に体験したことをそのまま伝えている。なので、子どもたちも感じ取りやすい気がする。
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子どもの実感がつまっている1冊。繰り返し読みたい本。
田島征三のメッセージが心に残った。