過剰な二人

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感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062197106

感想・レビュー・書評

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  • コンプレックスを乗り越えて溢れる才能を最大限努力して成功した二人の話なので、心にストンと落ちた。林真理子が戦友である見城剛との往復書簡のようなエッセイのせいか、いつもの欲深さが緩和されていた。

  • 対談、手紙のやりとり。
    あまりにも仲が良すぎたから(同じだから)、二人は離れ離れになっていったのかもしれない。
    そして紆余曲折を経て、再び。

  • あまりに過剰で、息がつまる。特に、林さんはしなやかな受け応えがあるが、見城さんはもうとんでもない過剰さ。林さんは過剰さを時と場合によって出し入れする慮のようなものを構築されたが、見城さんはそういうお仕事ではないのでされなかったように思う。どちらにしろ、息がつまるものの興味深い本だった。他人と同じことをしてても意味がないということが一番分かった。

  • アマゾンのブックレビューでは、最悪みたいな書き方のものも少なくなかったが、じつに面白かった。
    そりゃね、「憂鬱」「熱狂」など、前に見城のものを読んでいるから、そのときほどの衝撃ではなかったにしても、
    しかし、面白かったわ。
    見城よりも、林のほうが「えげつない」というか、
    女の限界はあるとは思うけど。
    男女差別、笑。

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著者プロフィール

1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍する。1982年、エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』を刊行し、ベストセラーとなる。86年『最終便に間に合えば』『京都まで』で「直木賞」を受賞。95年『白蓮れんれん』で「柴田錬三郎賞」、98年『みんなの秘密』で「吉川英治文学賞」、13年『アスクレピオスの愛人』で「島清恋愛文学賞」を受賞する。18年『西郷どん!』がNHK大河ドラマ原作となり、同年「紫綬褒章」を受章する。その他著書に、『葡萄が目にしみる』『不機嫌な果実』『美女入門』『下流の宴』『野心のすすめ』『愉楽にて』『小説8050』『李王家の縁談』『奇跡』等がある。

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