喉の奥なら傷ついてもばれない

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 358
感想 : 44
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062197854

感想・レビュー・書評

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  • ただただ暗くて悲しい女性たちの短編集。

  • 図書館

    どの話も今どこかで起きているような感じがして、それが余計に重苦しい読後感を与えられる本だった。
    特に最後の虐待ともいえる程、母親の監視下におかれた女の子とか....
    物語の構成として気に入ったのは、年老いた男と、その息子、孫とも関係をもっている女性が、旅先で出会った女学生を旅館に連れ込む話と、一時の束の間、暴力団の女となるけれど、その男の突然の死で(男が女を逃がすシーンがかなりよかった)また元の地味な生活に戻る女性の話が印象に残った。

  • 印象的なタイトル。非日常的な日常を送る主人公たちのお話。どれもぞくっとした。日常と狂気の境目のようなお話ばかり。
    ただ、虐待のお話は、リアルにそれくらいのこどもを持つ身として、子どもの描写に少し違和感。あんな未就園児いないような…。

著者プロフィール

1976年神奈川県生まれ。2006年『花宵道中』で女による女のためのR-18文学賞の大賞と読者賞をW受賞しデビュー。『白蝶花』『雨の塔』『セレモニー黒真珠』『野良女』『校閲ガール』シリーズ等著書多数。

「2023年 『百合小説コレクション wiz』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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