パークアヴェニューの妻たち

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制作 : 佐竹 史子 
  • 講談社 (2016年4月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062199438

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パークアヴェニューの妻たちの感想・レビュー・書評

  • アップ、ダウン、ライト、レフト、4つのエリアに分けられるマンハッタン島。
    その中でもダントツの高所得層が住むエリアがアップライト(アッパー・イーストサイド)。
    そこで生活する女性たちの独特な生態を赤裸々に描く。
    住居を探すことで洗礼を受け、保育園探しで実態を知り、子どもの送迎でヒエラルキーを体感する。
    路上ではチキンレースを挑まれ、産後のジムでは卑猥なポーズを黙々と晒す。
    人類学者の視線でアッパー・イーストサイドの文化を垣間みせる。
    時にオリーブヒヒのヒエラルキーに重ね、卵の孵化を冷静に判断する鳥を思わせる彼女たち。
    (自然界と彼女たちと重なるのは楽しいんだけど、次から次への学者名とかはやや面倒くさい)

    煌びやかで豪奢で、陰湿で。よーやるわーと安全圏から眺めるには楽しい世界。
    ゴージャスであればあるほど、彼女たち自身の価値はどうなのか、という薄暗さがついて回る。
    職を持ってる人もいるけれど、大半が専業主婦。外観磨きと子どもに費やされる日々。
    その生活基盤が揺らいだとき、彼女たちはどうして生きていくんだろう。
    後半にむけて、感じていた不安が表に出てくる。
    バーキンを手にできても、子どもにブランド服を着せることができても、そこに飛び込む気持ちにはとうていなれない。
    それでも、なぜだか姿勢を正さねばならない気持ちになる。
    髪は?化粧は?腹筋は?子どもを産んだって言い訳してない?
    陣痛が始まったら美容院へ急ぐ、なんて気にもなれないけど、全身を鏡に映してチェックしたい気持ちになる。
    女性の不安や悩みにヒエラルキーは存在しないってことかな。
    そして、学校のボランティア!無料でどんだけ使うのか。の気持ちにも共感!

  • とんでもない野心やバイタリティは尊敬するけど、新参者いじめや、その界隈での正規ルートから外れようものなら築いてきた地位やママ友との関係性を失うとか、表面的な虚飾の世界って感じで馬鹿馬鹿しいなと思った。

  • アッパーイーストのママたちの生態を、文化人類学者でもある筆者が他の部族や猿たちにもなぞらえながら分析する。馬鹿馬鹿しさ、虚しさを感じながらもコミュニティに同化せずには生きられない、とのこと。人間には闘争本能が備わっているのだろうか。衣食住全てが満たされると、そのことに感謝し、安楽に暮らせるはずなのに他者に戦いを挑み、勝利を求めずにいられないのはどういうわけだろう。
    私はミニマリストの生活のほうに惹かれる。

  • リアルなアッパーイーストの住人の生活が面白かった
    アッパーイーストといえば、私の中では、USドラマ「gossip girl」のセリーナママやブレアママたちの世界だな
    マンハッタン島の中でウエストとイーストでガラリと世界が変わるって、N.Yって面白いな
    訳:佐竹史子は読みやすいから好き 

  • アッパーイーストサイドでやっていくのは大変なんだなと思った。
    ママ達とご年配の方でも暗黙のルールみたいなのがあるというのが驚きだ。

    万が一、東京も五輪前後に更に大きく変わっていったら私も郊外に引っ越すと思う。

    著者は仕事を持ち自立もしていて自信が感じられたがそれでもいじめられたと綴ってある。
    凡人の私は旅行ですら、私の来る場所じゃないと思ったくらいだ。

    マンハッタンでやっていくには、入ることはそう難しくないが、馴染むのが非常に大変なのだろう。

  • まぁまぁ面白かった。作者がどんどん「その」世界になじんでいくあたりとかね。

  • 7割くらいまでは夢中に読み進めた。オチはないが、NYへ行ったらアッパーイーストサイドへ行こうと思う。

  • 女性の世界はこわいというけれど、その真骨頂な気がする。こわい世界だけれど、身を守るためにはそこに同化したいという気持ちも芽生える。

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パークアヴェニューの妻たちの作品紹介

ニューヨークの超高級住宅街に住む専業主婦たちの赤裸々な実態を描き、全米の話題をさらったベストセラー・ノンフィクション!!

パークアヴェニューの妻たちはこんな本です

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