知られざる天皇明仁

著者 :
  • 講談社
3.07
  • (1)
  • (4)
  • (5)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 31
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062203012

作品紹介・あらすじ

「ご学友」が見た、悩み多き天皇の青春の日々が甦る。
仲間に「チャブ」と呼ばれ、「世襲の職業はいやなものだね」と自らの将来を嘆く。同級生と猥談に興じながら、「一生、結婚できないのかもしれない」と漏らす。ミッチーブームに際しては誹謗中傷も受けた美智子さまを守り、両親と離ればなれだった幼少期から、家庭を作ることを願う――。
将来の天皇という、あらかじめ定められた運命のなかで、青年・明仁皇太子は何を学び、どう成長していったのか。
「生前退位」問題に揺れる今、人間・天皇の姿に迫る。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 平成天皇のご学友にして共同通信記者だった著者が綴ったもの。もともとは1977~1980年に「ざっくばらん」という銀座の並木書房が出していた月刊ミニコミ誌に連載されたものとか。
    かなり近しい仲で、しかも侍従とかでなく同世代の学友という立場ならではの、確かにあまり見聞きしたことのない明仁さん像が描かれている。読んでいるとちょっと性格に難ありな様子もあるんだけど、それがまた人間らしく、そしてそれを克服というか昇華するという後天的に現在のような自身を育て上げた明仁さんの素晴らしさを感じる。
    もともと書かれた時代のタッチでもあるんだろうけど、もったいぶった感がハナについて読みにくい。自分の周りの人々を名前だけでなく社会的肩書や評価まで書きこんでいるところとかもヘキエキ。

  • 今上天皇陛下の崇高な部分と、人間らしい部分。エピソード集を突き抜けた勁さがある。

    あまり関係ないが、上杉茂憲に興味が惹かれた。あと、藤島泰輔の怪物っぷりも。

  • 驚くほど文章が下手。ジャーナリストなのに。

  • 認識を新たにした。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

橋本明:1961年静岡県生まれ。愛知県立大学教育福祉学部教授。専門は精神医療史。主な著作に『精神病者と私宅監置 近代日本精神医療史の基礎的研究』 (2011年、六花出版)、『「治療の場所」の歴史 ベルギーの街ゲールと精神医療』(2020年、六花出版)ほか。

「2024年 『ルポ 日本異界地図』 で使われていた紹介文から引用しています。」

橋本明の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×