新しい働き方 幸せと成果を両立する「モダンワークスタイル」のすすめ

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062203777

作品紹介・あらすじ

「働き方改革」が政治・行政、企業経営上の重要課題となり、ブームのような様相を呈しています。しかし、いち早くテレワーク等の仕組みを導入、経営の効率化・業績向上・離職率低減を実現し、さらには優秀な女性の転職希望が殺到するまでになった日本マイクロソフトの業務執行役員である著者は断言します。
「働き方改革は失敗します」と。
 5年間で80万人がオフィス見学ツアーに参加し、その仕組みからオフィス運営まで注目の的となり、「ワークスタイル変革の聖地」とまで呼ばれる同社。ハード/ソフト両面での成功の秘密を、国内外の多様な企業に勤務した経験もある立場から懇切丁寧に解説します。
 また、著者自身、母親の介護を抱えながら、1年で地球を5~6周もするような超多忙な仕事ぶり。かつ、外資系企業で重要なポジションを担うことからくる重責とハードワークにもかかわらず、ワークライフバランスの高い生活を維持できているのはなぜなのか──。そのすべてを、日本マイクロソフトの社員として、また一個人としての視点から明します。
 自らの可能性を高める効率的な働き方を目指すビジネスマン個人、また、各企業の「働き方改革」担当者、必読の1冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 会社の先輩に勧められて読んだが、趣旨を理解していなかったのか期待とはだいぶ異なる内容だった。著者の仕事の仕方と、Microsoftの宣伝がほとんど。2018年の本なのでリモートワークの話も今読むと今更感がある。それだけコロナで一気に進んだということかな。

    本当の「働き方改革」とは、様々なハンディキャップを問わず、それぞれが持てる能力を最大限発揮できる環境を企業が用意し、その中で一人ひとりがより成果を挙げるという点は肝に銘じたい。

    自分でコントロールできる領域を広げ、コントロールできない領域を埋めていく考え方も、仕事に向かう姿勢として参考になった。

  • 日本マイクロソフト業務執行役員Officeビジネス責任者。

  • 東2法経図・6F開架:KW/2016//K

  • 言葉は「働き方改革」でも「ワークスタイル変革」でも何でもいいが、要するに皆んなが腹落ちする目的の明示が重要だ。「アチーブモア」ではピンと来ない。働き方の質の向上が目的になるべきだろう。

  • この手の本にありがちな、会社の制度がこうあるべきだという話だけでなく、社員も自分を高めるべく努力を続けていく必要がある、という当たり前ながら厳しい意見。独自の雇用制度がある日本で、会社側も社員自身も大きく変わっていかなければならない。欧米では目標設定→達成や、それによって下位5%に入らないように努力することなど、皆がうまくできているのだろうか。日本よりも組織に所属するのが流動的で(辞めさせられることもあり得る)、それによって逆に自分の能力が発揮できる会社にうまくマッチしているのだろうか。失業率が日本よりずっと高いのだったか。そのあたりのことはよく分からないので知りたいところ。昭和時代って言葉は、この本で初めて目にしたかもだけど、平成の次の時代になったらもっと目にする機会が増えるのではないかと思う。労働基準監督署に勤務表を提出するのだということを知ったが、勤務表を管理していない会社は、本当の勤務時間を申告できていないのではないかと思った次第。

  • 外円と内円(自分で何とかできること)はごっちゃにしないようにしたい。

  • 働き方をなんとかしたくて購入
    以下印象に残ったこと

    ・「内円」と「外円」
    コントロールできない領域(外部環境、社会の仕組み=外円)が小さくても、自分でコントロールできること(仕事の仕方=内円)を広げる意識を常に持つことが大事。

    ・日本マイクロソフトの働き方
    こてこての日本企業で働いたことのない自分にとっては驚くような仕事の仕方が当たり前に行われていることを知った。

    ・自分の成長を自分で評価
    第三者からの評価は必ずしも正しくない。内円の中に常に評価軸を持つこと。


    自分らしく働けないことを会社のせいにしてたけど、自分の中での目標、評価軸を持って、成果を上げることを考えて仕事をしようと思った。(残業時間少なくて上司に悪い印象与えるかなとかくだらないことは考えないことにして、本当に大事なところに時間をかける自分になる)

  • 17.04.09読了。沢渡あまねさんの本と同タイミングで読んだ本。働く場所時間を開放して誰でもどこでも働けるような仕組みはその通り。目標設定のハードルの高さと個人のパフォーマンスの高さがやっぱり特筆されるべきところなのでは、と思う。フツーの会社でやるためには、どこまで取り入れる?取り入れられそう?みたいな考え方は必要そう。後この人、イケ感すごい、無理な人は無理そう。

  • 先日の越川さんの講演に感化されて購入。働き方改革を目指すべきでないのは同意。目的と手段を履き違えない事が重要だと再認識。

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著者プロフィール

株式会社クロスリバー代表取締役CEO/アグリゲーター。国内通信および外資系通信会社に勤務後、ITベンチャーの起業を経て、2005年にマイクロソフトに入社。業務執行役員としてPowerPoint・Excelなどの事業責任者を歴任。2017年に働き方改革を支援する株式会社クロスリバーを起業。メンバー全員が週休3日・週30時間労働を継続。延べ800社以上に、ムダな時間を削減し、社員の働きがいを上げながら“自分の時間”を増やしていく「働き方改革」の実行を支援。『AI分析でわかった トップ5%社員の習慣』『AI分析でわかった トップ5%リーダーの習慣』(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)、『仕事ができる人のパワポはなぜ2色なのか?』(アスコム)など著書は22冊。声メディアVoicy『トップ5%社員の習慣ラジオ』パーソナリティ。

「2023年 『AI分析でわかった成功法則が2時間で身につく! 仕事ができる人の時間術 見るだけノート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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