横濱エトランゼ

著者 :
  • 講談社
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感想 : 81
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  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062206129

感想・レビュー・書評

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  • 著者の作品を読むのは、「スクープのたまご」についで2冊目である。この本は横浜のタウン誌編集部でバイトする、卒業間近の女子高生。横浜にまつわるちょっとした謎を、密かに想いを寄せている編集長(仮)と共に、解き明かしていく手法。
    ネタは元町(百段)、山手(洋館)、根岸(競馬場)、関内(三塔)、馬車道。どこも歩きつくした場所ではあるが、知らないこともそこそこ有って楽しめた。

  • 【収録作品】元町ロンリネス/山手ラビリンス/根岸メモリーズ/関内キング/馬車道セレナーデ 
     善意を描きつつ、ほろにがさがにじむ、YA向きの作品。

  • タウン誌でアルバイトをする女子高生の観る横濱。
    明治の開港から歴史を積み重ねての今がある、を彼女の目から探っていくのが面白くて興味深い。
    上っ面の観光じゃなくて、この本を持って、より深く横濱を訪れたいと思った。

  • 推薦で大学が決まった千紗
    思いを寄せる善正の働くタウン誌の編集部で始めたアルバイトを通し
    横浜の歴史と人々の想いに触れていく

    元町にかつてあった百段階段を語るマダム
    山手の洋館にまつわる七不思議
    横浜三塔と謎のことば「私のキング」など
    横浜を舞台にしたコージーミステリ風の連作短編集

    「エトランゼ」=よそ者

    よそ者によってできた街
    よそ者を受け入れる街
    そんな横浜に住んでいる人にも
    そんな横浜にあこがれる人にも

  • 横濱の無料情報誌の編集に携わるバイトの視点で、横浜の歴史などを振り返る話。
    何かもやっとしたまま終わってしまった。

  • ほのぼの

  • なんとなくもやもや感が残りました。
    とはいえ、横浜のことがよくわかる本です。

  • 「港の未来」は誰にとっても
    明るいものでありますように――

    女子高生・千紗はタウン誌のアルバイトを通して
    横浜の歴史、不思議、そこで暮らす人々の想いを知る。

    元町百段、山手洋館、馬車道 etc・・・ノスタルジックでハートフルな連作短編集。

    最近ありがちなこの手の作品・・・って感じだけど、横浜に特化したっていうのが、異国情緒ありーの、でなかなかよろしいんでないかい?といったとこかなw

  • 高校生というだけあって、ヒロインに千紗は幼さが目立つけれど、そこがなんだか微笑ましい。
    従兄への恋心は、年齢にしては子供っぽいかな。
    恵里香と善正の関係は、微妙だわー。
    お話としては、1作目のマダムのお話が1番好き。
    あんな素敵なマダムになりたいかも(笑)
    スポンサーさんの話は、大人げない相手の行動に共感できなかったけれど、どのお話も横浜が素敵に描かれていて、また訪れたくなる。

  • さらさらっと読めました。横浜を知らないので土地勘も当然ながらなくて、へー、と思うしかないのがもったいない。ハマペコのこようなタウン紙はあちこちにあるので、機会があればじっくり読みたくなりました。軽いミステリー仕立て、そしてほのかな恋模様。人の思い出はなかなか美しいもので、ほっこりしますね♪かるーい作品に思えたので、読後もふんわり心軽く。千紗ちゃんの新しい生活もまた軽やかで楽しいもとなりますように☆

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著者プロフィール

大崎梢
東京都生まれ。書店勤務を経て、二〇〇六年『配達あかずきん』でデビュー。主な著書に『片耳うさぎ』『夏のくじら』『スノーフレーク』『プリティが多すぎる』『クローバー・レイン』『めぐりんと私。』『バスクル新宿』など。また編著書に『大崎梢リクエスト! 本屋さんのアンソロジー』がある。

「2022年 『ここだけのお金の使いかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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