ヨーコさんの“言葉” ふっふっふ

  • 講談社
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062209083

作品紹介・あらすじ

大好評! NHKの人気番組「ヨーコさんの“言葉”」ついに第4弾刊行! 
300万部突破、大ベストセラー絵本『100万回生きたねこ』の著者、佐野洋子さんによるエッセイは、痛快で心を貫く言葉であふれています。ヨーコさんの世界観にぴったりだと大好評の北村裕花さんの250点近いイラストも、オールカラーで収録。

「自分の気づいていない心の奥底の気持ちを掘り起こしてくれて感動です」「私は70歳になりますが、今後の人生をいかに楽しく生きていくか参考になります」「おもしろい! 鋭い! そしてちょっと切ない」
読者のみなさんから多くのお便りをいただいています。

第4弾にも要望が多かった作品や本になったらいっそう切ないエピソード、ふっふっふと笑いが込み上げてくるものまで、第4弾もたくさんの方の応援で誕生いたしました。

感想・レビュー・書評

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  • 175ページ
    1300円
    5月24日〜5月24日

    息子の話、旦那の話、韓流ドラマの話、猫の話。

    『いつ死んでもいい。でも今日でなくてもいい。』最後の言葉になるほど、と共感。日常の積み重ねにより離婚に至ったことや、猫の話が印象的だった。

  • 北村裕花さんつながりで手にした本。佐野洋子さんのエッセイなんですが、おはなしは少し教訓めいていておもくるしいですが、そこにやさしい北村裕花さんのイラストが描かれて、大人の絵本に・・・・これは第4集、既に5集まで出ているようなので、早速残りはまずは図書館で借りてみます。

  • 2023年6月16日
    すごい才能。
    ちょっとブラック、斜めに観察。
    絵がすこぶる良い。
    人のことに頓着せずに我が道を行く。
    掘り下げるこの感覚、ほんとにステキ

  • ”ゴミ出しなんてささいなこと、お茶わん洗うの洗わないのってみみっちいこと、でもささいなことのつみ重ねが生活なの。誰かが生活支えなくちゃ、世の中つぶれるの。”(P42より引用)

    ”言ってやろうか、仕事なんか誰がやめても困らんよ。すぐ代えがきくの、自動車の運転手だって、社長だってすぐあと誰かがちゃんとやるの、誰も死んだりしないの。”(P50より引用)

    ”いつ死んでもいい。でも今日でなくてもいいと思って生きるのかなあ。”(P174より引用)

    人生の、社会の、日々の生活の、すべてにおける真理のような言葉たちだった。あっけらかんと核心を突いてくる感じがたまらなく好きだ。人間社会を達観しているようでもあれば、テレビ画面に向かって悪態をついているおばさんのようでもある。
    偉大な人だ、佐野洋子さん。

  • 歳を取ってたくさんのことに新ためて気づく.まさにふっふっふだ.
    いつ死んでもいい.
    でも今日でなくてもいい.
    とと思って生きるのかなあ.

  • 定期的に程よい刺激がほしくて読んでしまう。

  • こんなに世代がちがうとおもわれるのに、一つ一つの言葉に「そう、そうですよね」と頷いてしまう。

  •  佐野洋子(1938~2010、享年72)文&北村裕花(1983~)絵「ヨーコさんの言葉 ふっふっふ」、2018.1発行。9話収録されています。以前目にしたものもいくつか入っています。「いつ死んでもいい。でも今日でなくていい。」名言だと思います(^-^)
     佐野洋子(1938~2010、享年72)・文&北村裕花・絵「ヨーコさんの言葉 ふっふっふ」、2018.1発行、再読。9話が収録されています。「理想の子供なんか一人もいない」「年寄りは年寄りでいい」「今日でなくてもいい」がお気に入りです。ネコ好きだった佐野洋子さん、亡くなってもう10年以上になるのですね。小気味のいい数々の言葉が思い出されます。

  • ついこの間、成人した娘と息子に、絵本でも読み聞かせしたこの佐野洋子氏の本の話をしたばかりでした。

    風呂戦争の所を読みながら、私は子供べったりの主婦だったので、お風呂でのこんな苦労はなかったけど、、、流儀というものは、何処の家にもあるし、又、自分の流儀が、正しいと思い込んでいる節も多々あるかも、、、と、思いながら、北村裕花師のイラストを眺めながら、子育ては、大変だったけど、楽しかったと、つくづく思う。

    たかがゴミ袋、、、で、作者は、ゴミ袋と一緒に、男をゴミに出してしまったの。と、、、
    この最後の「の」が、付くことで、ひどい仕打ちのようなのが、仕方なかったのよ!と、、、訴えている所がいい。(笑)
    2005年の夏 作者は韓流ドラマに嵌まったそうである。ヨン様命ではないが、ご近所の私位の年齢の方々が、いそいそと、もうテレビが、始まるからと、、、世間話もせずに家へと、急いでいた。
    私は、皆のように、熱く成れずに、今思うと、何をしていたのだろうか?と、、、
    人間熱くなれるものがあるというだけでも、人生の中で、輝ける自分の存在があるのだと、、、思う。

    今日でなくていい、、、、、90歳のおじいさんの葬式に沢山の弔問者。
    自分の葬式の時に、泣いてくれる人は何人いるのだろうと、、、
    生まれる時は、予定日が決まっているが、死ぬときは、いつお迎えが来るかわからない。
    97歳のおばあさんが、もう充分生きたわ、いつお迎えが、来てもいい。でも今日でなくてもいい。、、、、
    若い人だったら、笑える言葉であろうが、年輪を重ねるごとに、この言葉、心に響く。

    人は、皆に生かされていると、、、

  • 知らなかった、、、4冊目!

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    大好評! NHKの人気番組「ヨーコさんの“言葉”」ついに第4弾刊行! 
    300万部突破、大ベストセラー絵本『100万回生きたねこ』の著者、佐野洋子さんによるエッセイは、痛快で心を貫く言葉であふれています。ヨーコさんの世界観にぴったりだと大好評の北村裕花さんの250点近いイラストも、オールカラーで収録。
    http://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784062209083

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著者プロフィール

1938年、北京生まれ。絵本作家。ベストセラー『100万回生きたねこ』のほか『おじさんのかさ』、『ねえ とうさん』(日本絵本賞/小学館児童出版文化賞)など多数の絵本をのこした。
主なエッセイ集に、『私はそうは思わない』、『ふつうがえらい』、『シズコさん』、『神も仏もありませぬ』(小林秀雄賞)、『死ぬ気まんまん』などがある。
2010年11月逝去。

「2021年 『佐野洋子とっておき作品集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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