- Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062210218
作品紹介・あらすじ
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感想・レビュー・書評
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さぁ、やってきました!法医昆虫学・赤堀ちゃんが活躍する「ムシジョシリーズ」
赤堀ちゃんやりましたーーーーー!
今まで法医昆虫学を駆使して数々の事件解決に大きな成果を残してきた結果、『操作分析支援センター』を立ち上げることになりました
新セクションの『操作分析支援センター』とは法医昆虫学、犯罪心理学、技術開発部の三つを合わせて科研から分離した組織
ついに、法医昆虫学が認められ、警察組織からの期待の表れと思いきや、実際は科捜研で運用率の低い部署を縮小してひとまとめにしただけらしです…
だけど、法医昆虫学としては一歩前進です!
赤堀ちゃんもいつものポジティブシンキングでプラスに解釈してますw
法医昆虫学が事件解決に大きな役割を果たしていることは間違いのない事実ですし!
で、今回も赤堀ちゃんが虫の習性から難事件解決へ向けてもちろん活躍します
ただ今回はちょっと物足りないです
なぜかって?
それは、あの子たちの出番が少ないんです
あの子たちって?
シリーズ常連のハエとウジです!
ハエとウジが活躍できなかったぶん、今回はやけど虫がひとりでがんばりましたよ!
井戸の底から霞のように湧き上がり、おびただしいほどのやけど虫が一斉に舞い上がる状況は凄かった!
ちなみにやけど虫の正式名称は「アオバアリガタハネカクシ」
有毒物質をもっていて体液に触れると猛烈な痛みとかゆみに襲われるそうです
今後、やけど虫がハエとウジから主役の座を奪い取るのかもしれない「ムシジョシリーズ」ですw
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今回は事件発覚後1ヵ月から物語スタート
東京の寂れた平家、血まみれの和室に小指が3本残されて被害者夫婦と謎の客が1人…
遺体がないので安否不明で捜査は難航です。
赤堀は警視庁内に新たに作られた部署に移動してました。
研究開発部のエキスパート・波多野、プロファイリングの女性・広澤、そして赤堀は体良く3人で窓ぎわに追いやられた感じ?
今回ウジとハエの出番は少なくて
「アオバアリガタハネカクシ」です\(//∇//)
超危険‼︎ひとよんで「ヤケド虫」
日本全土にいるらしいので要注意‼︎
複雑な事件捜査は今までで1番ストーリー的には面白かった♪
赤堀の過去がわかってきて切ない話になって来ました。
中毒性のあるシリーズです♪
もう次が読みたい_φ(・_・笑
草むしり隊員のめろさん!
庭にいるから気をつけて(^_-)
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2023/05/17
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2023/05/17
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2023/05/17
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荻窪の古い民家で一月前に発見された事件現場。部屋中血だらけで畳の上には生活反応のある3人分の小指が転がる。しかし肝心の被害者は見つからず民家に住む夫婦も行方不明。果たして事件の全貌は?相変わらずこのシリーズは二転三転しながらも食らいつく岩楯刑事の地道な捜査と赤堀先生の虫からの閃きが噛み合う瞬間がいい。岩楯の相棒が再登場の新婚!鰐川で安定の楽しさ。新登場のプロファイラーの広澤と研究開発の波多野との連携で壁を突破したり赤堀先生の現在に繋がる過去のトラウマが浮かび上がったりシリーズとして進んだ感じが読み応えあった。途中ある別角度からの虫知識で皆ダメージ食らうけど常識じゃない?と思った私はもしかして異端なのか?
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東京都内の古民家で、おびただしい血痕と3本の左手の小指が見つかった。住人の遠山という高齢夫婦とその客人のものと思われたが、発見から1ヵ月経っても死体は見つかっていない。いっこうに捜査が進展しない中で岩楯警部補は、相棒の鰐川と事件現場を訪れ近所の訊き込みを始める。他方、法医昆虫学者の赤堀は科捜研を再編成した「捜査分析支援センター」に配属されていた。法医昆虫学と犯罪心理学、技術開発部の三つが統合された新組織だ。
コピペ。
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赤堀ちゃんが初めて語る父親のこと。
新たに設立された「捜査分析支援センター」のゆかいな仲間、波多野と広澤。3人がなんだかんだあって大活躍。
依存性の怖さ。
お菓子に使われている抹茶味の色は蚕のフン。
バニラ味はビーバーの肛門ちかくの分泌物。
そして、23年前 同じような間取りの民家で 血まみれの部屋の中に2人分の足の小指だけが残され 小指の持ち主は見つかっていない未解決事件。
シロアリ。やけど虫。
疲れすぎて何もしたくないので とりあえずメモ
ファミコン 40周年!!
高橋名人の冒険島!
ポートピア連続殺人事件!
迷宮組曲!
エレベーターアクション!
ミニファミコンでアイスクライマーやろうかな
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2023/07/15
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2023/07/15
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2023/07/15
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死体の損壊や損傷が激しく、通常の検屍では正確な情報収集ができないケースにおいて、死体についた虫を解析することで情報を割り出していく法医昆虫学。
昔気質の警察官からはまだ胡乱な目で見られながら捜査に奔走する法医昆虫学者・赤堀涼子の活躍を描くサスペンスミステリー。
物語は主人公の涼子と相棒の岩楯警部補の2人の視点で描かれていく。シリーズ6作目。
◇
東京荻窪の古い平屋建て住宅に残された大量の血痕と切断された3本の小指。発見者は隣人ですぐ警察が駆けつけた。
3本の指のうち2本は住人の老夫婦のものと判明したが、加害者はおろか被害者の行方も不明のまま、通報のあった6月3日から1か月が経過。警察の捜査は行き詰まっていた。
司法解剖医は小指の状態から見て、切断されたのは 5月 20日前後との見解を示したが、赤堀涼子はウジ虫の蚕食具合から6月1日 15 〜 16時と推定。犯行日時の判断が分かれる中、岩楯は相棒の鰐川と被害者の周辺捜査を続けていた。全5章。
* * * * *
おもしろかった! 6作目でもまったく飽きさせない展開でした。その理由は物語の隠れた主役である昆虫たちの魅力が十二分に活かされているからだと思います。
今回もウジ虫たちが涼子に犯行時刻を教えたのですが、現場の異常性や死体の隠し場所を教えたのはヤケド虫でした。
初めて聞く、ヤケド虫とも呼ばれる毒虫のアオバアリガタハネカクシ。
黄色と黒のボディ。イラガの幼虫と同じこの配色は「触るな危険」のサイン。これは恐い。実際に涼子がヤケド虫の毒にかぶれて目を背けたくなるほど酷い顔になったのを考えると、できれば会いたくない虫です。
実はこのヤケド虫、生息域は日本全国に広く分布しているとかでまったくもってゾッとするのですが、シロアリや稲につく害虫などを捕食してくれる益虫でもあるそうです。うーん、昆虫は奥深い。
印象深いのは中盤の、涼子が朗らかな笑顔を浮かべながら貝塚夫人を追いつめる場面です。
昆虫学の知識を活かして口の達者な夫人の言い逃れの道をすべて塞いでいく涼子がステキ。痛快なシーンでした。
さらにヤケド虫の声を聞き取って23年前に起きた事件との関連に気づいた涼子が、岩楯たちを犯人逮捕まで導いていくクライマックスは実に読み応えがありました。
以上はこれまでと同じで色褪せないシリーズの魅力だけれど、本作にはそれまでと少し違った色合いがあります。( と言っても、読んだのは『水底の棘』『メビウスの守護者』に続いて本作で3作目ですが。)
違いとして最も大きかったのは、涼子の生い立ちとともに法医昆虫学者としてのモチベーションが明らかになったことです。
純粋な昆虫愛だけではなく、別の情念が涼子を動かしていることがわかりました。この設定は主人公に奥行きを持たせる効果があり、涼子ファンにはとても嬉しいタネ明かしでもあります。
また、涼子が岩楯に対し生い立ちを衝動的に打ち明けたことで、2人の関係性に微妙な変化が生まれそうな空気が醸し出されており、今後の展開への期待を膨らませてくれます。(ラブとは無縁の2人にも見えるのですが……。)
最後は、科捜研から独立する形で「捜査分析支援センター」が新設され、涼子の法医昆虫学が犯罪心理学と技術開発部とともに浜松町に研究室を構えたこと。
警察機関の一部署として正式に採用されたため制約は増えたのですが、個別の研究室を与えられたことでフリーハンドも確保できており、涼子の性格を考えるとプラスの方が大きいと思います。
さらに、プロファイラーの広澤春美と鑑定技術の専門家である波多野光晴というクセのある仲間を持てたことも、涼子にとっては強力な援軍になりそうです。
こんな新展開が続編への期待感をますます高めてくれます。川瀬七緒さんは読者を楽しませる一流のエンターテイナーだと感心しました。 -
法医昆虫学捜査官シリーズ第6弾。
今作では、「捜査分析支援センター」という、法医昆虫学・犯罪心理学・技術開発の三つが集まった部署が設立された。
事件は、殺人事件のようで遺体は見つからない。残されたのは夥しい血痕と、切り落とされた三人の小指だった。
今回は、やけど虫と呼ばれる虫(アオバアリガタハネカクシ)が鍵となり、真実に近づいていく。
赤堀の隠していた心の傷も明らかになり、シリーズ転換期と思われるが、今までで一番引き込まれて、二回読んでしまった。 -
今回の相棒は一番信頼関係が築かれている鰐さん。
彼にはちょっとした変化があり、
物語の中で時が流れていることを実感した。
そして赤堀さんと岩楯の関係にも変化が。
何かしらの過去を抱えて生きている人であることは
わかっていたものの、その一端を知ることは苦しい。
毎回クライマックスはワクワクするけど、
今回が一番ドキドキゾワゾワした。
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「紅のアンデッド 法医昆虫学捜査官」(川瀬七緒)を読んだ。 グオー!と吠えたくなるくらい面白いわ。
赤堀涼子の隠された一面が明かされる場面、岩楯の懐の深さに感じ入る。 また一歩距離が縮まったね。 とにかくこの二人最高だなぁ。 (まんまと川瀬七緒さんの思う壺にハマっている私である)
今回ぶった斬る対象世界もある種アンタッチャブルなところなんだよな。
以下の赤堀涼子のつぶやきを噛みしめたい。 『ある種の強者になって初めて、弱さについて語る余裕が出てくると思うんだよね。本当に助けを求めているときは、毎日がせいいっぱいで声にはできないことが多いと思うし、声を上げても小さくて通らない。』(本文より) -
今回、赤堀博士の生い立ちに触れていて、新しい展開。少しづつ登場人物のプライベートが小出しされていくのかな。前回に続きウジ以外の虫の登場。今回も読みながらあちこち痒くなった。
前半は、なかなか読み進まなかったけど、後半はいつものように怒涛の展開。
毎回、いつのまにかいきなりスピードが出るジェットコースター感。法医昆虫学シリーズも残すところ、あと1作。まだ続くかな。続いてほしいな。
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