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- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062559935
作品紹介・あらすじ
大皇に仕える三大武家のひとつ、律家の一人娘である火焔は、十八という娘盛りでありながら、武士として大内裏に勤める。そんなある日、皇太子の綾白と出会う。人望の厚かった前大皇の子であるがゆえ大皇に私怨を抱かれながらも屈せず生きる綾白に、心惹かれていく火焔だが、綾白擁立を願う者達から大皇への謀反が起こる。律家の娘として大皇を守るのか、綾白皇子への心を貫くべきか-その愛に、火焔が下した決断とは-。
感想・レビュー・書評
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「責任」という言葉は重い。でも火焔にとってのこの言葉の重さは段違いだと感じた。
大切な「家」のために好きでもない人と結婚しなければならない。やりたいこともできない。理由は自分の行動で家が潰されてしまうから…。
また、綾白の立場も辛い。
大皇になれる立場。でも今の大皇からうとまれ傷つけられる。でも、周りからは大皇になれと言われる。
2人はどうすればいいのか。自分のことだけ考えて決めるわけにはいかない。そんな2人が、少し悲しかった。でも、お互いのことをここまで好きになれるのは幸せなのかもとも同時に思った。 -
〈恋語り〉シリーズ2作目
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