- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062572965
作品紹介・あらすじ
化学は暗記科目ではない。電子の動きを理解すれば、化学はすべて見えてくる。授業がわかる。応用が効く。楽しくなる。わからない高校生、必読の入門書。化学嫌いなあなたの、化学の見方が変わります。
感想・レビュー・書評
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https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/15884 -
うーむ、面白そうと思って読んでみたんだが、そんな興味のないところに思ったより面倒臭くって、興味湧かずに終わった。
ごめんなさい。 -
高校化学から大学で習う化学への橋渡し的な内容。全7章からなり、第1章は導入として原子価結合法の説明、第2章から第6章までは高校レベルの復習、第7章はこの本の主題である有機化学電子論を用いた、さまざまな有機化学反応の説明、第8章は筆者の専門分野である生化学の紹介となっている。第1章の原子価結合法はうまく擬人化で説明されており、今まで読んだ有機化学に関する本で一番うまく説明できていたと感じられた。メインである第7章は6章までの内容とは1段階レベルが高く、第8章はさらにアドバンスな内容となっている。第7章はエステル化反応辺りからレベルが上がるので、実際に自分で手を動かしながら反応中の電子の動きを見ていくと理解が深まるであろう。
題名は「暗記しないで化学入門」であるが、高校化学をやっていない人には全く向いていない本である。また、かなり手を動かして理解しつつ読み進めないといけないので、通読・通勤の時間帯に手軽に読むのはちょっと厳しい。授業が始まる前の大学新入生や大学で化学を学んだ人向けだと思われる。「化学入門」ではなく、「化学再入門」の方が題名に相応しいだろう。また「暗記しないで」とも題名についているが、化学反応で電子がどのように動くかは最低限覚えないとどうしょうもないので、有機化学はある程度は暗記要素が強いと再確認したのが正直な感想である。この本を読み終えて更に有機化学を勉強したいのなら、『ビギナーズ有機化学』や『ベーシック有機化学』といった大学1、2年生向けの教科書を読み勧めていけばよいだろう。 -
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電子を擬人化して説明する分だけわかりやすいと感じた。
自然法則(特定の方向への変化)を人間的な欲求と捉えて擬人化すると無味乾燥だった世界が違って見える。 -
電子を見れば化学は分かるという副題に全てが含まれている。天下り的な高校教科書を随所で切っており、私の化学への見方は明らかに変わった。すっきりした。化学は実験と暗記と思っていたからだ。7,8章は確かにチャレンジングだった。議論が追えたということで良しとしたい。それまでの章は目から鱗。結合論や分子の立体構造など。
ただし、高校化学の知識(化学用語への馴染み)と量子力学の概論知識はあった方がよいだろう。 -
読みやすく、高校化学の少し先の内容まで紹介している。
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分かりやすかったんだけど、暗記しないで自分のものにするには厳しいかも。