- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062576055
作品紹介・あらすじ
やすやすと野球のボールを投げる、そして打つ、捕ることができるのは、すでに力学の原理を体が覚えているから。計算だらけで難しい-という思いこみをやめ、野球部のエースで4番のデンチュー君といっしょに、楽しく力学を学ぼう。
感想・レビュー・書評
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俺は『忘れてしまった高校の物理を復習する本』で挫折したほどの男だが、物理への思い断ちがたく、手に取った一冊。肉眼で目に見える現象のリクツなので、本来は面白くないはずがないのだが…。
F=maという運動方程式を、200ページかけて徹底的に解説している。これくらい念入りに説明してもらって、ようやく少しわかってきた(ような気がする…)。
マンガだからといってビジュアルに理解できるかというと、そんなでもなかった。力学は3Dの動画で理解するのがおそらく一番わかりやすいと思う。
いずれにせよ、俺のような物理アレルギーのある人間に、本書はとっかかりとして悪くない。俺はもう一度『高校の物理を復習する本』に「復讐」してみようかなぁ?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
全く物理に触れてこなかった身としては、力学のエッセンスが図や例えを多用された漫画として描かれていることで抵抗感を感じることも少なく読めた。
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社会学に没頭したゴリゴリ文系の人生だったので、物理は初めて触れました。マンガなので理解できなくても目が先に進んでしまうんだけど、一度読んで「?」だったところは我慢してじーっと繰り返し読み、自分の頭の中でもう一度よく考えるとスッと理解できました。慣性の法則とか!参考書や公式ありきの解説だったら絶対に理解できなかったと思います。それでもイメージがわかないところは、YouTubeで実際の運動の動画を見たら「なるほど!」となりました。
それでも「?」だったところあったけど!
頭を冷やしてじーっと繰り返し読んだらもっと理解できるかな?超初歩の内容ですが、ど素人には読み応えがありました。これを完璧に理解できたら、世の中の現象全てが面白くなりそう。
あとがきに「野球が急激に廃れた」とありましたが、漫画家さん、そんな事ないですよ!ただの2人がしゃべるより、「例えば野球で〜」の描写がより現象を身近に感じて具体的にイメージしやすかったです。 -
物理(力学)の基本的なことがとっつきやすい表現で描かれている。物理にアレルギーがある人にも読みやすいと思う。公式を覚えて当てはめるだけっていう勉強をしている人が、身近な疑問に当てはめたり、物事を理解しようとするきっかけになればいいなと思う。
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コミック
新書
サイエンス -
ちょっと会社で、衝撃力を使ってエンジニアリングする必要性が生じたので、基本の復習ということで、手にとった一冊です。
物体の運動三法則である、慣性の法則、運動の法則、作用反作用の法則は、普遍です。
何事も基本が大切であると感じます。 -
物理における力学について、マンガで解説した本。数式を暗記して計算するということではなく、あくまで原理を理解することを通して、物理そのものへの興味を呼ぶことに重きを置いている。
僕自身は、これまでの学校教育において物理というのを全くやったことがない(中学の時に一瞬だけ授業があった気がするが、そもそも授業が崩壊していたおり、全く誰も聞いていなかったし、それでも特に問題なかった)ので、今回、非常に新鮮な気持ちで読み進めることができた。
特に、僕のニーズとしては、「数式が理解したいわけではなくて、物理の考え方が知りたい」ということなので、「入門」とか言いながら数式がやたら出てくる(つまり中高生がテストで点を取れるようになることを目指した)本は要らないし、かといって大人向けの「もう一度学ぶ」みたいなものも(「そもそも一度も学んでねーんだよ」という意味で)役に立たないので、この本のコンセプトは良かった。
これをきっかけに物理に興味がわいたので、他の入門書も読んで見ようと思う。 -
物理に苦手意識があるが、興味はあるという人向け。
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物理が出来ない高校球児に同級生優等生女子が物理の面白さを教える漫画。なかなか、興味深く、確かに物理を習っている時なら最も物理学に興味を持てたのではと思う一冊。
だが、今となっては内容すぐに忘れてしまうんだろうな感。
【学】
アインシュタイン曰わく重力とは「空間の曲がりそのもの」ではないか