見えない巨大水脈 地下水の科学―使えばすぐには戻らない「意外な希少資源」 (ブルーバックス)
- 講談社 (2009年5月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062576390
作品紹介・あらすじ
地球上の水のほとんどは海水である。人類が使用可能な淡水は、大部分が私たちの足下を流れている地下水なのだ。その量は地球上の水の0.66%にすぎない。しかも一度使った地下水は、再び同じ量が涵養されるまでに、長い歳月を要する。この貴重な資源を科学的に見つめながら、水脈の探し方、井戸の掘り方、汚染対策など最新知識も満載の「水」の見方が変わる本。水質が一覧できる「名水百選ガイド」付き。
感想・レビュー・書評
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地下水という目に見えにくいものの特性や影響がよくわかりました。
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普段意識せず使っている水の理解が深まった。人類が使える淡水はわずか0.66%らしいがよく耐えてるなと。
人間が利用している水は主に何なのかと言えば、地下水なのである。富士山や阿蘇山からの湧き水に親しんでいる人にはもっともなことに感じられるだろう。だが、日本全体で見ても、水道水のうち、河川などの表流水だけを利用している人は21.5%である。表流水と地下水の双方を利用している人が66.5%。地下水だけの人は7.4%。つまり大半の人が地下水の恩恵を受けている。
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【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 その価値は石油にも等しい/第2章 地下水を味わう/第3章 こんな場所にも地下水が/第4章 地下水、その多様な姿/第5章 地下水を掘る、探る/第6章 過剰なくみ上げ、沈む地盤/第7章 汚される地下水/第8章 地下水と人間の未来/付録 名水百選ガイド -
水についての基礎知識。石油と同じ有限資源なこと、土地と地下水の権利の分離問題の重要さはあまり知られてない。水の浄化技術の今後の必要性を考えると今から投資しとこかな。
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新書文庫
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(後で書きます。参考文献表あり)
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浅いところにある不圧地下水
深いところにある被圧地下水
粘土層が収縮(圧密)し、地盤沈下