高校数学でわかる線形代数―行列の基礎から固有値まで (ブルーバックス)
- 講談社 (2010年11月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062577045
作品紹介・あらすじ
連立1次方程式の解法の工夫から始まった行列は、ベクトルや行列式とともに線形代数へと発展した。線形代数は、微分・積分と並んで、物理学や工学さらには経済学などできわめて重要な実用数学で、理系や経済学の学生の基礎科目になっている。この線形代数をできるだけ易しく解説するとともにその応用例として、量子力学との関わりを見る。必ずマスターしておきたい基礎数学。
感想・レビュー・書評
-
竹内淳「高校数学でわかる線形代数」読了。データサイエンスを少しかじってみて行列の大切さを感じ読んでみることにした。機械学習の教師なし学習における主成分分析で登場する固有値に改めて触れる事ができ良い復習になった。実利面の有用性がわかると線形代数も面白いなと思えた。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
教科書より分かりやすい。教科書読む前に、読んでおきたかった。行列について、本質的な理解を進められる。取っ掛かりにくい量子力学とつなげられるのが良い。
-
網羅はしていないが読みやすい。
7章までは丁寧だが8章で炸裂する。 -
私のブルーバックス積読シリーズの一つ。
学生時代に買ったか、社会人になって買ったか記憶は定かではない。
優しく解説している線形代数の本。とは言え、行列を学んでないと、「高校数学でわかる」は難しいかも。なぜならしっかりとした線形代数の教科書的な内容だから。
内容は口語体で分かりやすく、線形代数の基本を一通り学ぶことができる。
専門外や、専門として学んだけど復習がてら、といった方にオススメできる本。 -
線形代数をざっと駆け抜ける読み物。しっかりと理解するには鉛筆とノートが必要。
-
完全に理解するためには、式の計算も図示すればいい。新書なので、レイアウトの問題でわからなくなることもありうる。線形代数の中ではかなりやさしい本であり、シュレディンガー方程式も記載されていることから発展もある。これをどのように卒論に結びつけられるかはわからない。
-
行列を勉強しなければ量子コンピュータを理解できなさそうだったので、読んでみた。
丁寧に説明されていてわかりやすかった。 -
機械学習に関連して数学の基礎のやり直しのために購入し、読了。
特に固有値、固有ベクトルに関する内容を再度学習したく、どの様に使用するかを理解するために購入した。
証明も丁寧に記述があるのと、非常に理解しやすい本になっている。
線形代数の再学習の入門には良い本。 -
線形代数に関してザーッと一気に駆け抜けられる1冊。
ただ、線形代数という数学の"歴史"や、歴史に登場する"偉大なる数学者"たちのエピソードが散りばめられた構成で。そういう薀蓄本の側面も持たせたいなら「現在はどういう応用がされているか?」みたいな話も入れてほしいところだけどそれはあまりなく。。
線形代数の本質にフォーカスしたいのか、その周辺にフォーカスしたいのかが中途半端で、どういうモードで読めばいい本なのかが難しかった。。