脳からみた認知症 (ブルーバックス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062577908

作品紹介・あらすじ

ある日突然、ネクタイが結べなくなる。妻の顔がわからなくなる。そのとき脳で、何が起こっているのか?5歳刻みで発症率が倍増する。予防のカギは、40代からの生活習慣が握っている-。専門医が語る「認知症のすべて」。

感想・レビュー・書評

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  • 「いま・ここ」という見当識が失われ、「自分が誰か」という情報も取り出せなくなっていくというのは「恐ろしいこと」だとあらためて感じた。それら機能が失われていく過程や因果関係がサイエンスとして描かれている本書はマジで恐ろしい。

    他に読み進めている記憶関連の書籍への理解も深まりそうだけど、あと、あらためて思うのだけど、「いま・ここ」というのは深いな。

  • 認知症サポート医として認知症患者と日常的に接している医師が最新の脳科学の状況も踏まえて認知症を説明する。SPECTを使用して脳の血流量の低下による認知症診断を行うことは目で見て認知症を確認することができる画期的な診断方法だ。

  • 493.7

  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:493.75||I
    資料ID:95121274

  • ある日突然、ネクタイが結べなくなる。妻の顔が判別できなくなる。そのとき脳で何が起こっているのか? 専門医が明かす「認知症」のすべて。

  • SPECTで脳血流をみることで認知症の診断に役立てる。
    脳疾患として認知症を解析している。

  • 認知症への知識が深まるとともに、脳科学からの観点からというところでまた今までとは違う見方ができると思う。

    社会で今後課題となることは、今後の新しい職にもつながりそうで、興味深いところ。

    その将来の展望や、脳科学のもっと深い内容が更に充実していたら、嬉しかった。

  • a neurosurgeon who is now involved in dementia treatment wrote the book. Dr. Ikoda emphasized the importance of SPECT in dementia diagnosis. Chapter 4 which deals with neurotransmitters is informative and useful.

    語義失語(語の辞書的意味が理解×)→意味性認知症の主症状P24
    前頭前野の3つの領域の図:外側面は知能,基底部は理性,内側面は共感と社会性(P28 fig. 1-5)
    失行のいろいろ(P34):構成失行(簡単な図形の模写,立方体,五角形)着衣失行,観念性失行(ものを使うことが困難に=マッチで火をつける,箸ではさむとか,道具を使うこと),観念運動性失行(模倣=きつねやハトのまねが×)
    尾状核と被殻:体で憶える記憶(自転車に乗る,楽器演奏など)の保持,淡蒼球,側座核:意欲,やる気の中枢 P36

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