- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062579179
作品紹介・あらすじ
群論の世界を視覚的に捉える!
あみだくじ、駐車場の移動問題を通して、集合や写像の考え方をまずおさらい。さらに、正多面体、正多角形、15ゲームを通してさまざまな群論の性質に触れ、ガロアの群論の基礎をなす5次交代群とオイラーの「36人士官の問題」を遡りながら群によってあぶりだされる対称性の性質や特徴を垣間見ていきます。
ゲーム感覚で見えてくる群論の不思議な世界が堪能できる。
感想・レビュー・書評
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ラテン方陣の未解決問題まで誘ってくれた、ブルーバックスの良書。群論の基本を学ぶことができる。書き口は数学書そのもの。新書だからやすやすと理解できると思って臨むと痛い目にあうだろう。
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2022-05-29
久々の挫折。
群論ってなんか面白そう、と思って「郡・環・体」に手を出して断念、YouTubeのいくつかの解説動画みて何となくいけるかと思って手に取ったこの本でまた挫折。
読みたいのは、群論のどんな所がどう面白いか、だったので、この本はそれにはあってなかったということか。例えるなら、車の面白さを知りたいと思って手に取ったら、ネジとか鉄板とかガラスとかケーブルとかの説明を延々読まされた感じ。
あと、「多様体とは何か」でも書いたけど、「〜はわかるでしょう」「〜は見てのとおり」で済まされている部分が多く、いや分からんよ、となってしまった。まあ了解点の設定は難しいところだけど、入門書を謳っているならもう少し低くして欲しい。 -
あみだくじやパズルゲームといった導入から群論を学べる。最初に離散数学の基本的な定義がまとめられているが、しっかり学んだ経験がないと読みにくいかも。
とは言え、群論を気軽に入門するには分かりやすい。 -
本書は群論について,主に具体例から導入している(例:偶置換と奇置換をあみだくじや15ゲームで説明)。厳密性は専門書に任せるところとして,導入という意味合いでは「離散数学入門」よりも方向性が分かりやすかった印象。
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ふむ
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群論に挑んでみたがまだ早かったらしい。かなりわかりやすく書いてあるのだろうということは伝わってくるのだが、基礎的なところが足りていないようで章が進むたびにとてつもなく飛躍しているように感じた。いったん集合と行列、ベクトルあたりまで戻る必要があることは明確になった。
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群論の勉強のために。読む前は読む気満々だったのに、少し違う本読んでたらまあ読まないでもいいか、となった。
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あみだくじやマス目ずらしパズルなどの具体例を大切にして、群論の基本を学べる。入門ということで丁寧に分かりやすく説明されているが、それでもややきつい。。概念の習得にはじっくり、深く読み解いて考える必要があるか。
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おもしろい