「P≠NP」問題 現代数学の超難問 (ブルーバックス)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062579339

感想・レビュー・書評

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  • 請求記号 410.9/N 98

  • 野崎先生の本は分かりやすいからずいぶん期待して読み始めた。前半は良かった。が、後半タイトル通りの本題に入ったあたりから全くついていけなくなってしまった。私が理解したのは以下のようなこと。コンピュータにいろいろ問題を与えたとして、その解き方によっては、時間のかかり方がずいぶん違うのだということ。そして、その問題には有限の時間で解けるものとそうでないものがあるということ。それをきちんと証明するのはずいぶんと難しい問題であるということ。なんとなく、これくらいです。ただ、野崎先生が本書を書こうと思った動機がおもしろい。どうやら、同じテーマの「とんでも本」が出ているようだ。これはいかんと、執筆を始められたのだろう。ところで、2進法・16進法の置き換えと、電卓による複利計算の方法は(最少の手順で2の10乗を計算するなど)高校入試の問題にも使えそうでおもしろい。

  • 読まなくても良かった。系統が雑な気がする。脈絡が攫めない。少しがっかり。

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著者プロフィール

野崎昭弘

一九三六年(昭和一一年)、神奈川県生まれ。五九年、東京大学理学部数学科卒業。六一年、東京大学大学院修士課程修了。東京大学助手、山梨大学教授(計算機械学科)、国際基督教大学教授(理学科)、大妻女子大学教授(社会情報学部)、サイバー大学IT総合学部教授を歴任。現在,大妻女子大学名誉教授。専攻、情報数学。著書に『電子計算機と数学』(ダイヤモンド社)、『πの話』(岩波書店)、『とらんぷ』(ダイヤモンド社)、『計算数学セミナー』(日本評論社)、『詭弁論理学』『逆接論理学』(中公新書)、『計算機数学』(共立出版)、『数学的センス』(日本評論社)、『トランプひとり遊び』(朝日新聞社)、『はじまりの数学』(ちくまプリマー新書)ほか。

「2021年 『まるさんかく論理学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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