破天荒明治留学生列伝: 大英帝国に学んだ人々 (講談社選書メチエ 168)
- 講談社 (1999年10月1日発売)
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感想 : 3件
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- Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062581684
作品紹介・あらすじ
日本近代化の尖兵・明治留学生。彼らは、大英帝国で「奮闘」していた。剣橋(ケンブリッジ)大学首席伝説まで生んだ菊池大麓-15歳にして、二度目の英国留学をした怪童。大倉財閥二代目の趣味人・喜七郎-英国初のカーレースで第二位入賞。大秀才、遊び人、苦学生…。激動の時代を駆け抜けた留学生たちの夢と希望と挫折の日々をつづる。
感想・レビュー・書評
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明治初期にケンブリッジ大学に留学した人々を追うなかなかの力作.中心となるのは高校を一等賞で卒業しケンブリッジでも優秀な成績をあげた菊池大麓.留学後,20代で東大教授(数学科初の日本人教授),理学部長,帝大総長,文部大臣などを歴任.一方で全く研究業績がないという.彼の出世してからの国家主義的な発言にケンブリッジの教育の痕跡を追うなど,緻密な資料の読み込みを感じる.巻末の注も充実している.
ただこれだけ明治の時代の文章,特に手紙の引用が多いと,読みきれない人も多いだろう.というわけで一般向けではない.だからかはしらないが絶版.
しかし明治時代の西洋文明の受容に興味がある人は,先人たちが英国で何を学んだかというのは面白いテーマにはちがいないと思う.詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
時間があれば
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