- Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062583282
作品紹介・あらすじ
「客観評価」「評価のフィードバック」を掲げ、給料格差と勤労意欲の連動を信じた成果主義はいちばん大切な人材育成機能を破壊した。いま、企業はどのようなシステムを再構築すべきなのか。「やり過ごし」「尻ぬぐい」など先達の知恵と経営戦略論が明かす"育てる経営"の思想。
感想・レビュー・書評
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☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA71510317詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
105円購入2012-04-09
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3
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『若者はなぜ3年で辞めるのか?』
を読んで年功序列に絶望し、
「こんな会社、やめてやるー!転職だー!」
と思ってしまった方は、
立ち止まってこの一冊をどうぞ。
小気味いいくらい成果主義を全否定してくれます。
ただ筆者の主観と経験則に因る部分が多く、
成果主義のメリットを何一つ取り上げず比較する部分に
若干の恣意性を感じるのは確かであるが…
第6章、第7章は学者のオナニーな上意味不明なので
まったく読む価値がありませんが、その他に関しては
読めば確実に自分のキャリアの糧になるかと思います。
就活生、新入社員の皆様へ推奨。☆4つ。 -
若者を、次世代を、既存社員を「育てる経営」こそが企業の明日を開くという主張。正しいとは思います。ただ残念ながら、そのいわば古き良き価値が感じられない世代が増えてきているのが現状のはず。両方の価値観を体験してきた自分の職歴を振り返り、間に合うか?と心配。
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[ 内容 ]
「客観評価」「評価のフィードバック」を掲げ、給料格差と勤労意欲の連動を信じた成果主義はいちばん大切な人材育成機能を破壊した。
いま、企業はどのようなシステムを再構築すべきなのか。
「やり過ごし」「尻ぬぐい」など先達の知恵と経営戦略論が明かす“育てる経営”の思想。
[ 目次 ]
第1章 客観評価の虚妄
第2章 貧困な発想
第3章 『虚妄の成果主義』が批判したもの
第4章 目的はモチベーション
第5章 人的資源は買えない
第6章 競争優位の源泉としての資源・能力蓄積過程
第7章 例解:発明の対価
第8章 育てる経営
[ POP ]
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[ 参考となる書評 ] -
30-009
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筆者は「成果主義」をボコボコに(笑)批判しています。それでうまくいっている会社はないし、社内の問題を何でも人事制度のせいにするな、と。
給料に差をつけるより次の仕事に差をつける方がモチベーションは上る、という主張には考えさせられました。
何がいいかは人それぞれ違うと思うけれど、私個人としては、生活の安定のために一定の給料は保障されて、次の仕事で差をつけられる、という筆者の言う「日本型年功制(注:年功序列とは違う)」の方が頑張れる気がしました。
ただ、自分なりにその年度の目標を立てたり、performanceを振り返って上司や同僚と話し合う機会はあったら有意義かも。 -
前著『虚妄の成果主義』から主張はほぼ一貫している。気になるのは、成果主義=育てない、というのは必ずしも言えないのでは。