- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062585309
作品紹介・あらすじ
世界史の中で古代エジプト文明が果たした役割とは何か。ミノア、ヒクソス、アッシリア、ペルシア、ギリシア、ローマ…西洋世界の源流のひとつとしてエジプトを捉えたとき、まったく新たな歴史像が立ち上がる。最新の研究成果をふんだんに盛り込み、「外」とのインタラクションという視点の下にその興亡を描き直す、画期的試み。
感想・レビュー・書評
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古代エジプト文明と世界史との繋がりについて理解が深まる本。
ヒクソスのなんとなく破壊的な異民族というイメージや、アメンホテプ四世の歴代ファラオの中でなにか一人だけ浮いた感じなど、高校のときに世界史で学んだ知識がアップデートされていくのが気持ちよかった。ヒッタイトやミケーネ諸国など、周辺諸国の当時の文化も学べて、古代エジプト知識が自分の中にしっかり根付いた感触がある。
どの章も知識欲が刺激されたけど、ヒクソスとアメンホテプ四世の長年のイメージが変わった2-4章の流れが衝撃だった。この知識も新たな解釈や遺産の発見で改まると思うと、歴史学は終わりが見えないものだと思う。
世界史で少し単語だけ覚えてるぐらいの初学者でも読みやすくておすすめ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
古代エジプト誕生からローマ時代までの期間が、世界史の文脈での役割を意識しながら叙述されている。個人的にはアクエンアテンの一神教起源の話や、アレクサンドリアの文化混淆の話が興味深かった。
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高校で世界史をやってない理数科の自分としては、分かり易かったけど、睡眠不足の酸欠脳で読んだから、さっぱり忘れてる
とにかく、エジプトは、アフリカではなく、東地中海として捉えるべきだということ
クレタ島からヒッタイトからアッシリアから海の民からギリシャにローマに
そんで、日本にとって、海は、外へ開けるとこだけど、地中海世界では、閉じた反時計回りで循環するとこだということ
良い本でした
眠い、、、 -
地域史