依存症のすべてがわかる本 (健康ライブラリーイラスト版)

  • 講談社
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (102ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062594172

作品紹介・あらすじ

ひと目でわかるイラスト図解
《講談社 健康ライブラリーイラスト版》

【やめたくても、やめられない! 依存症とはなにか】
家族を犠牲にし、心身をむしばむ依存症。始まりは底知れないさびしさから。
本書では対人依存、プロセス依存、物質依存の心理を追究し、「生き方の病」から回復するルートを探る。

【本書の主なポイント】
●なにかに依存せずにいられないのは、底知れないさびしさを埋めるため
●家族や周囲に迷惑をかける依存症は、治療がかかせない生き方の病
●人とかかわるなかで安心したい「対人依存」
●「○○していれば幸せ」――仕事依存、買い物依存症などの「プロセス依存」
●深刻な結果につながりかねないアルコール依存症、むちゃ食い依存などの「物質依存症」
●「どん底」を見せる家族の覚悟が、本人を変える再生への第一歩
●ヨコのつながりが得られる自助グループへの参加は最も重要な治療法

【本書の構成】
第1章 「どうしてもやめられない」――依存症とはなにか
第2章 「人とかかわるなかで安心したい」――対人依存
第3章 「○○していれば幸せ」――プロセス依存
第4章 「食べたい、飲みたい」――物質依存症
第5章 結果は本人が引き受ける――回復へのルート

感想・レビュー・書評

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  • 図やイラストが多用されており、文章も読みやすくわかりやすかった。
    依存性全般について書かれているため、個々の依存性についての深い知識は得られないが、様々な依存性への入門書として良いと思う。
    依存性の原因となる高ストレス状態では、一つのことに囚われがちになると思う。
    そこの視点を外すために、読書や運動、親しい人との会話など、良い依存先を多く見つけておきたいと思った。

  • 依存しやすい心の原因として、心の寂しさがある。またその原因の1つとして、幼児期の体験が挙げられる。子供の頃に母親との関係がうまく気づけないと、寂しさを暖かく癒してくれる母親のイメージを持てないまま成長してしまいます。そのため心に不安が生じ寂しさを埋めようとした結果、人や物の依存へと落ちていきます。

    ストレス社会は、依存症を作り出しやすい環境にある。

    まずは本人が依存症を自覚することから始まる。。


  • ゲーム依存の項目には、少し行き過ぎた表現なきがするが、何かに依存することは、もともと誰しもが持っている、それがコントロールできなくなったときに悪い依存につながっていくのだと学んだ。



    20200119
    人間って生まれたときから、母親や人々に依存して生まれてきている。
    という文に、「確かにそうだなあ」と感じた一書でした。

    依存には「よい依存」もあれば「悪い依存」もある。
    依存それ自体が悪いことのイメージを持っていましたが、
    必要性のあるものであるとも感じました。

  • 493.74-イゾ 300364007

  • 「依存症」の勉強のため その1

    これだけは、ということを、広く浅く絵も多くてわかりやすく書かれている。

    どんな状態が「よい依存」でどんな状態になったら「依存症」かがよくわかった。

  • 依存の種類、理由、過程が絵もふまえて解説されておりとても入りやすい本。

  • 知っていることが多かったので図書館で借りて正解だった。
    オタク的依存って別の名前を思いつかなかったのかな。

  • 依存症と一口に言っても、様々なタイプがあり、その識別は難しい。その意味で、本書では、各依存症の特徴を分かりやすく説明しており、どこからが病的なレベルなのか、スクリーニングが可能である。残念なのは、治療法についての情報は少ないので、別書をあたりたい。

  • 「悪い依存」を対人依存、プロセス依存、物質依存症に分けて
    それぞれの特徴について説明したあと、依存症をいかに克服するかについて書かれている。
    依存症の人は、例えば仕事依存だと疲れを感じなくなるというふうに
    自分が病気であったり、何かに依存した状態であるということを
    「否認」する症状が顕著に見られる。
    したがって、依存症の治療では本人が病気を自覚し
    治療を受けると覚悟を決めることが、最重要になってくる。
    狭義の依存症である物質依存だけでなく、対人依存などについても書かれていたのがよかった。

  • ■心理学
    1.プロセス依存:ある行為をする過程で得られる興奮や刺激を求めて、その行為にのりこみます。行為そのものは目的ではなく、終わった後、たいてい後悔します。
    2.人への依存:ゆがんだ上下関係で相手を支配・束縛したり、逆にしがみついたりすることによって、人とのつながりを求めようとするものです。
    3.物質への依存:手近なものを食べたり、飲んだりすることで、肉体的な快楽や刺激が得られます。これによって、一時的に現実逃避をしようとします。

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著者プロフィール

監修・執筆 深田晶恵
個人のお金の相談を受けるファイナンシャルプランナー。(株)生活設計塾クルー取締役。
金融商品や保険商品の販売をせずに、中立的な立場で退職後の生活設計などの相談を受けている。高齢の夫の両親と同居の経験もあり、高齢者へのアドバイスに定評がある。著書は『知識ゼロの私でも! 日本一わかりやすいお金の教科書』(講談社)など多数。

巻頭料理特集 『かんたん! おいしい! 手間いらず 冷凍うどんのすすめ』(上田淳子)
兵庫県神戸市生まれ。辻学園調理技術専門学校の西洋料理研究所職員を経て、渡欧。帰国後は東京のサロン・ド・テでシェフパティシエとして勤務したのち、料理研究家として活動。作りやすい家庭料理レシピが好評。『冷凍お届けごはん』『ひとりでできる 子どもキッチン』(以上、講談社)など著書多数。

週末コラム 『健康になる食生活』東京慈恵会医科大学附属病院 栄養部 濱裕宣・赤石定典
健康と栄養のバランスを大事に、日常生活の中で活かせる食事のノウハウの普及を目指している。栄養のプロの知識と科学に基づいたわかりやすい解説に定評がある。

「2022年 『かんたん年金家計ノート 2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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