発達障害の子の立ち直り力「レジリエンス」を育てる本 (健康ライブラリー)
- 講談社 (2015年6月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (102ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062596947
作品紹介・あらすじ
ひと目でわかるイラスト図解
《講談社 健康ライブラリースペシャル》
【前向きに生きていける助けになる!】
レジリエンスとは心の回復力であり、立ち直り力のことです。いま精神医学や心理学の分野で注目されています。レジリエンスは、ものごとが自分の思い通りにいかず、落ちこんだときに機能し、気持ちを切り替え、やり直そうという意欲のもとになります。失敗からのショックを引きずることなく、またがんばろうと思えるようになるのです。
発達障害の子どもはその特性ゆえに、定型発達の子ども以上に苦労が多く、うまくいかない場面にも出会いやすいでしょう。レジリエンスがあれば生きやすくなり、生活や学習を楽しめるようになります。本書はレジリエンスの育て方を4つのステップに分けて紹介します。道具の管理や家事の手伝いといった、子どもにとって身近なことを例として挙げながら、レジリエンスを育てるポイントをイラスト図解します。
【本書の内容構成】
発達障害の子を支える「レジリエンス」とは
STEP1 レジリエンスの基礎は「生活習慣を整えること」
STEP2 「人を頼って成功する体験」を積み重ねる
STEP3 興味をいかして「家庭内で役割をもつ」
STEP4 サポートを受けて「気持ちを切り替える」
感想・レビュー・書評
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発達障害に良いと聞いてざっとだが読んだ。
私の子はASDで、ASDに特化している内容でもなく、具体性に欠けてる気がする。「サポートを受けよう」など。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
レジリエンスについてサクッと理解できました。
発達障害の子以外にも当てはめて考えることができます。
やっぱり生活習慣は大切なんだなと改めて思いました。 -
レジリエンスという概念を踏まえての子育て本。
発達障碍児よりもむしろ健常児の親に読んでもらいたいと
感じました。 -
発達障害とレジリエンスを関連付けて書かれた本。
ただし今までの発達障害の子に対応するための書籍と
内容的にはあまり変わらない印象を受けました。 -
まだこなれていない。発達障害とレジリエンスが結びついていない。
問題
・強い叱責
・高い目標設定
・努力の強要 -
心のしなやかさ、大人も子どもも大事な力だと思う。小さい子ども向けに書かれた内容なので、大人向けのレジリエンスの本も読んでみたいと思う。
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やさしく図解されていて読みやすい。発達障害に限らず育児の参考になると思う。
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レジリエンスの力を育てるためにするべきことと言うのは、これまでの発達障害児へのケアに関する本で書かれていたこととそう変わらない、と感じた。
逆に言うと、これまでの「発達障害児へのケアに関する本で書かれていたこと」はレジリエンスを育てる力になっていたということ。それらの取り組みを「レジリエンス」という見方でとらえ直すきっかけになる本だった。