- Amazon.co.jp ・本 (102ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062598569
作品紹介・あらすじ
ひと目でわかるイラスト図解
《講談社 健康ライブラリースペシャル》
【どうすればよい友達関係ができるのか】
小学校高学年くらいになると、友達の存在がお互いに必要不可欠となってきます。
登校するときに、仲のよい子と話しながら歩くのが楽しくなってくる。
休み時間もいっしょにいたい。日曜日も親といっしょにいるよりも、
友達と出かけて楽しみたい。そうした関係性のなかで、
相談したり支え合ったりしつつ、ケンカをすることがあっても、
中学を卒業する頃には親友と呼べる子がひとりや二人できている。
私たちの大半は、そういう青春をすごしてきたと思います。
ASDやADHD、LDなどの発達障害(発達症)がある子は、
そのような友達づくりがすごく苦手です。友達がほしいと思っていても、
会話をすると自分の話ばかりで、友達が去っていく。
そして休み時間にはひとりぼっちでいる。そういった姿がみられます。
どうすれば、その子によい友達関係ができるのでしょうか。
小学校高学年に入ると、集団行動にたくさんの課題が出てきます。
それが友達付き合いのひとつのポイントです。この本では、そのなかから
発達障害の子がつまずきやすい点とそのトレーニング方法をまとめました。
発達障害の子には、思春期になってもお父さんやお母さんのたすけがまだ必要です。
子どもたちが青春時代に友達との美しい思い出を残せるよう、切に願っています。(まえがきより)
【本書の内容構成】
1 友達付き合いでどんなトラブルがあるか
2 どうして友達がなかなかできないのか
3 今日からはじめる「友達づくり」トレーニング
4 親はどこまで、いつまでサポートするか
感想・レビュー・書評
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非常に分かりやすく、ステップごとの対応も記されているので、参考になる良書でした。
書いてあること自体は他の本と変わりなく、当たり前の事ではあるのですが、不安な人にも伝わりやすい、優しい記述なのが好感が持てます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
次男が3年生の1学期に支援学級の先生より聞いた話。
小学校2年の3学期ごろから、子どもたちの友だち関係が変わってくる。今までは支援学級の子とそうでない子とも同じように付き合い続けることもできていたが、じょじょに「支援学級の子は、ちょっと違う」と思い始め、壁ができてくる時期。
たまたま次男の場合は、さほど気にすることなく3学期やり過ごせていたけれど、子どもたちの心の成長に伴って、コミュニケーション力的についていけないところも出てくるかもしれない。
そんなことから、「親もこれから子どもたちの交友関係がそういう時期に来るということを認識しつつ、今後の課題を考えていきましょう」という話でしたが、そんな話が出てきた時期にこの本に出会えたのはラッキーでした。
この本はこんな構成になっています。
1章:発達障害の子のお友達づきあいに関連したよくあるトラブルが紹介
2章:発達障害の特性によるトラブルが起こる仕組みを解説、親が理解しておきたいポイントが紹介
3章:家庭でできる友達づくりトレーニング
4章:親ができることについて
本文では発達障害の子は「微妙に幼い」とありました。
支援学級の先生の言わんとしていたことが、この言葉に集約されているように思います。 -
わかりやすくてとてもよかったです。