- Amazon.co.jp ・本 (153ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062600422
感想・レビュー・書評
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小学生のときに床屋に偶然置いてあるのを読み、なぜかボロボロ泣き出してしまったほどの名作。決してお涙頂戴系ではなく、人も死なないし特に事件など起こらない。
平凡で欲の無いビンボーな無職の青年、コースケが送る何気ない毎日を綴っただけなのに、ここまで人間にとって幸せとは何かを瑞々しく描き切った漫画は他にないと思います。
気持ちが荒んだときに何度も何度も読み返しては、「やっぱりコースケには叶わないや」と脱力したもんです。都会で忙しい毎日を送る人なら必読。全5巻。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
主人公の耕助は、特にかっこいい男ではない。部屋も6畳の下宿だし、たいていは貧乏暮らしをしている。のり弁を食べたり、近所の人との日々の暮らしなど、特にとりたてて劇的な生活があるわけではないのだけれど、耕助の日々はとても素敵だ。僕の若い頃も耕助に負けず劣らず貧乏で素敵な日々だったな。
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滅多に漫画本は買わないんだけど、本屋で立ち読みして惚れこんで即行全巻買いした、恐らく最初で最後の漫画だと思う。
ストーリーはなんてことの無い、ビンボー暮らしだが心は豊かな男の1日を描いているだけなのだが、そこに描き出される世界が美しい。というか憧れる。
そこにあるのはつつましい生活とささやかな幸せ。 -
ほのぼの。幸せな気分になれます。