- Amazon.co.jp ・本 (451ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062634922
作品紹介・あらすじ
どこからともなく犯人は忍び寄り、目的を果たし去って行く。残された謎とその答えは…。10人の注目すべき推理作家が、腕をふるう短編アンソロジー。
感想・レビュー・書評
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初読だよね???
ほぼ全ての短編は読みつくした(時代物除く)と思っていた宮部氏のも含めて、お初尽くしで大変楽しめました。
イチオシは「私に向かない職業」 真保裕一 です。
連作にしてくれよって思って、いろいろ漁ったけど、これ単発のキャラクターにようです。もう、言葉はいらない。
小説そのものがカッコいい、そんなかんじです。
お次は「蒐集の鬼」 山口雅也 でしょうか?
こういう蘊蓄豊かな話は大好きです。
ラストの情景が深く心に残ります。
「めんどうみてあげるね」鈴木輝一郎
「ル・ジタン」斎藤純
この2編も記憶に留まってます。
でも他の著作を漁ろうとまでは思わないなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
このミステリー傑作選シリーズ、いくつか読んだけど、今までこれが一番面白かった~。
そんなに名の知れた作家さんじゃない作家さんの作品が、傑作選の今までにないような題材で変わってて、すごく楽しめた。
山口雅也さんの超レアなSP盤のレコード捜し求める主人公の憐れな話は、どっぷりハマってしまった。
鈴木輝一郎の『めんどうみてあげるね』は、託老所の老人たちの団結さにちょっと同情と怖さを感じたし、今邑彩の『盗まれて』もホラーのような「な~んだ、そうだったんだ」なミステリーに頷いたし。。。
すごい飛びぬけて抜群ではないけど、どれもこれも、特徴があって面白かった~。
地味だけど、短編ミステリーを堪能できる一冊でした。 -
推理小説年鑑1994-1(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/1803494.html)
(収録作品)のっぽのドロレス(宮部みゆき)/ジョーカーの当惑(大沢在昌)/私に向かない職業(真保裕一)/蒐集の鬼(山口雅也)/サンタクロースのせいにしよう(若竹七海)/めんどうみてあげるね(鈴木輝一郎)/藤田先生と人間消失(村瀬継弥)/盗まれて(今邑彩)/ル・ジタン(斎藤純)(日本推理作家協会賞(1994/47回))/相撲好きの女(佐野洋) -
ミステリー傑作選32
1994年度版です。
バブルはじけた頃だっけ??
このころの作品となると、もう今と雰囲気変わらないね
顔ぶれも違和感ありません