殺人前線北上中―ミステリー傑作選〈32〉 (講談社文庫)

制作 : 日本推理作家協会 
  • 講談社
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本棚登録 : 39
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (451ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062634922

作品紹介・あらすじ

どこからともなく犯人は忍び寄り、目的を果たし去って行く。残された謎とその答えは…。10人の注目すべき推理作家が、腕をふるう短編アンソロジー。

感想・レビュー・書評

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  • 初読だよね???
    ほぼ全ての短編は読みつくした(時代物除く)と思っていた宮部氏のも含めて、お初尽くしで大変楽しめました。

    イチオシは「私に向かない職業」 真保裕一 です。
    連作にしてくれよって思って、いろいろ漁ったけど、これ単発のキャラクターにようです。もう、言葉はいらない。
    小説そのものがカッコいい、そんなかんじです。

    お次は「蒐集の鬼」 山口雅也 でしょうか?
    こういう蘊蓄豊かな話は大好きです。
    ラストの情景が深く心に残ります。

    「めんどうみてあげるね」鈴木輝一郎
    「ル・ジタン」斎藤純

    この2編も記憶に留まってます。
    でも他の著作を漁ろうとまでは思わないなぁ。

  • このミステリー傑作選シリーズ、いくつか読んだけど、今までこれが一番面白かった~。

    そんなに名の知れた作家さんじゃない作家さんの作品が、傑作選の今までにないような題材で変わってて、すごく楽しめた。

    山口雅也さんの超レアなSP盤のレコード捜し求める主人公の憐れな話は、どっぷりハマってしまった。
    鈴木輝一郎の『めんどうみてあげるね』は、託老所の老人たちの団結さにちょっと同情と怖さを感じたし、今邑彩の『盗まれて』もホラーのような「な~んだ、そうだったんだ」なミステリーに頷いたし。。。
    すごい飛びぬけて抜群ではないけど、どれもこれも、特徴があって面白かった~。
    地味だけど、短編ミステリーを堪能できる一冊でした。

  • 推理小説年鑑1994-1(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/1803494.html)
    (収録作品)のっぽのドロレス(宮部みゆき)/ジョーカーの当惑(大沢在昌)/私に向かない職業(真保裕一)/蒐集の鬼(山口雅也)/サンタクロースのせいにしよう(若竹七海)/めんどうみてあげるね(鈴木輝一郎)/藤田先生と人間消失(村瀬継弥)/盗まれて(今邑彩)/ル・ジタン(斎藤純)(日本推理作家協会賞(1994/47回))/相撲好きの女(佐野洋)

  • ミステリー傑作選32
    1994年度版です。
    バブルはじけた頃だっけ??
    このころの作品となると、もう今と雰囲気変わらないね
    顔ぶれも違和感ありません

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著者プロフィール

一般社団法人日本推理作家協会。推理文芸の普及・発展を目的とし、日本推理作家協会賞、江戸川乱歩賞の授賞、「推理小説年鑑」などの編纂、機関誌の発行などを主な事業とする。

「2017年 『推理作家謎友録 日本推理作家協会70周年記念エッセイ 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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