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- Amazon.co.jp ・本 (617ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062647038
感想・レビュー・書評
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第二次大戦中のドイツ
ヒトラーの側近だったルドルフ・ヘスは独ソ戦開始直前イギリスに飛行機で飛んだ
この史実を下敷きにして,ドイツ統一直前のヨーロッパを舞台に,とても面白い冒険小説に仕上がっています詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
第二次大戦初期、ナチスの副総統ヘスが自身そっくりの替玉と英国へ極秘潜入せよとヒトラーから命ぜられるが、片方が捕虜となり、戦後、刑務所で謎の死を遂げる。刑務所跡で巡査部長ハンスがヘスの手記を発見し、それをドイツ、アメリカ、イギリス、イスラエルなどの各国諜報機関が入手しようと一斉に動きだす。
長い小説だった。上下巻それぞれ約600ページもある。4か国の諜報機関の上層部が必死になって手に入れようとする様子が退屈にさせない。ナチスドイツやイギリスの印象が今までと少し変わった気がする。スケールの大きなストーリーで読み応え十分である。 -
物語の後半は、南アフリカにある「フェニックス」の本拠地をめぐって、潜入する者たちとそれを迎え討つ者たち、さらには加勢する者に付け狙う者まで巻き込んで、疾風怒濤、ひたすら前のめりの展開です。これって、一時期はやったという「ナチの残党が・・・」ジャンルの一冊だったんですね。と、読後改めて確認。
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