辞表撤回 (講談社文庫)

著者 : 高杉良

• 講談社 (2000年5月15日発売)

感想・レビュー・書評

[たかたかさんの感想 · 2011年10月10日]

年金ツアー、積み立て旅行、百貨店共通商品券。トラベラーズチェック発行。
実在のJTB社員であった大東敏治がモデルらしい。

[しみずさんの感想 · 2022年3月27日]

途中までは面白く読んでいたのですが、
途中からスピード感が詰まってしまい、読みにくくなってしまった。最終章？は諦めました。
JTBの実話から生まれた話ですよね、きっと。
自分も会社の枠だけにとらわれず、がんばりたいです。

[tatsuyaokamotoさんの感想 · 2021年10月4日]

刊行は2000年の経済小説の大家の作品。
旅行会社JTB、官僚的な組織と言われる会社で数々の大ヒット商品をかっ飛ばした人物を描く。
この小説の主人公は、大学の先輩で皇居ランでご一緒させていただいたことがあるのだが、年の差を隔てなく接してくださる明朗な先輩。会社勤めの境遇からこの小説を読むと、ともすれば硬直しがちの組織を突き破るアイデアと実行力に、いやはや頭があがらない。

[ざき★やまさんの感想 · 2018年4月14日]

楽しく自分の仕事をするというのが大事ですよねというお話。

[まうんてんさんの感想 · 2010年6月29日]

ＪＴＢ社員が一度は辞めようと思うが、次々といろいろなヒット商品を生み出していく話。
会社人生は上司に左右されるところもあるな、という感じ。

[knotさんの感想 · 2007年2月11日]

JTBをモチーフに書かれた本。新しいサービス、システムに取り組む主人公の活力を見習いたい。

著者プロフィール

1939年東京生まれ。専門誌記者や編集長を務める傍ら小説を書き、75年『虚構の城』でデビュー。83年、退職し作家に専念。緻密な取材に基づく企業・経済小説の問題作を次々に発表する。代表作は『小説日本興業銀行』『小説ザ・外資』の他『金融腐蝕列島』シリーズ全５部作など。

「2023年 『転職』 で使われていた紹介文から引用しています。」