古代天皇制を考える (日本の歴史)

  • 講談社
3.15
  • (0)
  • (2)
  • (11)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 64
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062689083

作品紹介・あらすじ

千年以上にわたり存続する天皇制の本質とは何か。皇位継承や祭祀のあり方をとりあげて、大和政権から貴族社会の成立、院政にいたる天皇の権力と権威を支えたものを明らかにする。また古代の帝国構造、風土記にみえる伝承、『古事記』『日本書紀』の王権構想なども、多元的に追究する。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • この巻では、日本の古代史の中「天皇制」について七人の作家さんによる解説されています。

  • 1FI下2奥

  • 講談社から出ている日本の歴史シリーズ古代編のまとめ。
    天皇制とはいったいどういうものなのか、七人の研究者が日本の成立、君臣秩序、祭祀など、それぞれ個別の切り口から描く。

    「天皇」というものがたくさんの要素を内包しているので、正確に理解しようとするととても大変だね……。
    天皇や天皇制についてなんだかんだといわれることもあるが、日本にとって大きな存在であり、今後も存在していてほしいなあと思う。

  • 古代天皇制を考える、というテーマで7人の学者がいろいろな角度から古代天皇について解説しています。
    例えば
    ・日本の成立と天皇の役割
    ・天皇祭祀の変容
    ・古代東アジア世界と天皇神話
    など。

    印象に残ったのは、
    天武のカリスマ性が大王から天皇にスムーズに移行するカギであったこと。
    称徳(天武系)までと光仁(天智系)からは天皇制の意義が変わってくる。中国の儒教の影響を受けはじめる。
    っていうところかな。

    面白そうなテーマではあるのですが、実際には難しくて半分くらいしか理解出来ませんでした

  • 日本の歴史〈08〉
    古代天皇制を考える  古代史の論点
    ISBN:9784062689083
    ・大津透
    ・大隅清陽
    ・関和彦
    ・熊田亮介
    ・丸山裕美子
    ・上島亨
    ・米谷匡史(著)
    講談社
    2001/06/10出版
    362p 19cm(B6)


    ◆要旨 (「BOOK」デ−タベ−スより)
    千年以上にわたり存続する天皇制の本質とは何か。皇位継承や祭祀のあり方をとりあげて、大和政権から貴族社会の成立、院政にいたる天皇の権力と権威を支えたものを明らかにする。また古代の帝国構造、風土記にみえる伝承、『古事記』『日本書紀』の王権構想なども、多元的に追究する。

    --------------------------------------------------------------------------------
    ◆目次 (「BOOK」デ−タベ−スより)
    第1章 「日本」の成立と天皇の役割
    第2章 君臣秩序と儀礼
    第3章 民衆世界の天皇
    第4章 夷狄・諸蕃と天皇
    第5章 天皇祭祀の変容
    第6章 中世王権の創出と院政
    第7章 古代東アジア世界と天皇神話

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

1960年東京生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科教授。主要な著書に『日本の歴史06 道長と宮廷社会』(講談社学術文庫、2009年)、『律令国家と隋唐文明』(岩波新書、2020年)、『藤原道長 摂関期の政治と文化』(山川出版社、2022年)など。

「2023年 『藤原道長』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大津透の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×