- Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062689083
作品紹介・あらすじ
千年以上にわたり存続する天皇制の本質とは何か。皇位継承や祭祀のあり方をとりあげて、大和政権から貴族社会の成立、院政にいたる天皇の権力と権威を支えたものを明らかにする。また古代の帝国構造、風土記にみえる伝承、『古事記』『日本書紀』の王権構想なども、多元的に追究する。
感想・レビュー・書評
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1FI下2奥
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講談社から出ている日本の歴史シリーズ古代編のまとめ。
天皇制とはいったいどういうものなのか、七人の研究者が日本の成立、君臣秩序、祭祀など、それぞれ個別の切り口から描く。
「天皇」というものがたくさんの要素を内包しているので、正確に理解しようとするととても大変だね……。
天皇や天皇制についてなんだかんだといわれることもあるが、日本にとって大きな存在であり、今後も存在していてほしいなあと思う。 -
古代天皇制を考える、というテーマで7人の学者がいろいろな角度から古代天皇について解説しています。
例えば
・日本の成立と天皇の役割
・天皇祭祀の変容
・古代東アジア世界と天皇神話
など。
印象に残ったのは、
天武のカリスマ性が大王から天皇にスムーズに移行するカギであったこと。
称徳(天武系)までと光仁(天智系)からは天皇制の意義が変わってくる。中国の儒教の影響を受けはじめる。
っていうところかな。
面白そうなテーマではあるのですが、実際には難しくて半分くらいしか理解出来ませんでした -
日本の歴史〈08〉
古代天皇制を考える 古代史の論点
ISBN:9784062689083
・大津透
・大隅清陽
・関和彦
・熊田亮介
・丸山裕美子
・上島亨
・米谷匡史(著)
講談社
2001/06/10出版
362p 19cm(B6)
◆要旨 (「BOOK」デ−タベ−スより)
千年以上にわたり存続する天皇制の本質とは何か。皇位継承や祭祀のあり方をとりあげて、大和政権から貴族社会の成立、院政にいたる天皇の権力と権威を支えたものを明らかにする。また古代の帝国構造、風土記にみえる伝承、『古事記』『日本書紀』の王権構想なども、多元的に追究する。
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◆目次 (「BOOK」デ−タベ−スより)
第1章 「日本」の成立と天皇の役割
第2章 君臣秩序と儀礼
第3章 民衆世界の天皇
第4章 夷狄・諸蕃と天皇
第5章 天皇祭祀の変容
第6章 中世王権の創出と院政
第7章 古代東アジア世界と天皇神話