ファンム・アレース(1) 戦いの女神 (YA! ENTERTAINMENT)

  • 講談社
3.69
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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062693530

作品紹介・あらすじ

奇跡か宿命か――。伝説の聖少女将軍(ファンム・アレース)を思わせる王女ララと用心棒の剣士バビロン。運命に導かれた2人のドラマが始まる!

革命で国が崩壊し、王女ララは亡き母の故郷をめざす。ララの命を狙う追っ手の目的は?バビロンの出生の秘密とは?貧しい村人たちの未来は?どんな状況でも力強く明るく生きぬこうとする者たちへの賛歌!

感想・レビュー・書評

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  • 病院に持っていき、診察を待っている間に読了できた。文も読みやすく、キャラや舞台設定がちゃんと立っていて、飽きさせないストーリー展開。ホッとする一方で張られた伏線にハラハラしたり。こんな感じのファンタジー本って貴重ですね。設定が特殊すぎると、ハマる以前に取っ掛かりにくいから。早めに次作、借りてきます。←買えよ

  • 聖少女将軍を思わせるララと剣豪バビロン。子どもらしくなれないララを守りたいと思うバビロンが好きです‼

    「人にとって本当の幸せとは何じゃ、バビロン?」

    「一緒に行くよ、ララ。お前の旅の終わりまで」

    「ララ……俺は、お前を最後まで守ってやりたい。俺はお前を……守りたい……!」

    「俺たちはきっと、生きるのも死ぬのも……一緒なんだよ。」

  • これは今後ラブに発展するんでしょうか?(笑)バビロンの容姿はいいっすね。褐色肌に額には第三の目(ただし刺青)に長剣を操るとことか。そして秘められた真実もね。

  • 楽しい剣と魔法のファンタジーが読みたくて手に取ってみた。
    舞台となるイオドラテ大陸は東西にそれぞれ大国が1つずつ。中央部分は小さな国や独立した町が乱立し、辺境地に開梱された村などがぽつんぽつんとある。精霊も魔獣も普通に存在している世界。
    おおこれは……まさにRPG用に設定された舞台。ということは、勇者やお姫様、賢者や魔法使いが自由に活躍するのだろうと思ったら、まさにその通りで、ただし主人公たちがアレだった。
    ヒロインは10歳の廃王女(でも口の聞き方はまるでオババだし、精神年齢はどう見ても大人)。ヒーローは精霊と人のハーフである150歳の剣豪(もちろん見た目は若い)。140歳の歳の差カップルだった……。いやもちろん魂の結びつきに年齢とか人種とか性別は関係ないのだけども、この設定は特定の読者を狙い撃ちしているかと。特に両者がふとした瞬間にぼーっと見つめい、身体を熱くするシーンなどは児童小説としてはやや不自然なので、大きいお友達を狙っているとしか思えない。
    一巻目の内容はヒーローとヒロインの出自の説明~出会い~旅のユニット結成まで。

  • 香月日輪さんの本大好きです‼︎
    この本もとっても面白かった♡
    どの本をとっても、やっぱりこの人の本好きだなぁ。。

  • ファンタジーの典型的な要素がぎっちり。文体は軽く読みやすい一方で、読み応えはちょっと物足りないかも。
    2013/04/19

  • これからの2人の関係に期待。

  • 革命で国が崩壊し亡き母の故郷をめざす、伝説の聖少女将軍を思わせる王女ララと、用心棒の剣士バビロン。
    ララの命を狙う追っ手の目的は?
    バビロンの出生の秘密とは?
    運命に導かれた2人のドラマが始まる。

  • 感想が一度全部消えてしまってやる気半減。

    香月さんの、物語の中の食べ物は、いつもとっても美味しそう。
    追手として今回登場した、殺し屋さん二人組が気になる。再登場を願う。

    物語は、わけありの10歳の女の子と、水竜と人間のハーフな剣士が出会い、互いの過去を共有し、新たな旅立ちを決めるまでの序章。

  • 面白いんだけど、やっぱり香月さんは日本モノのほうが雰囲気でるんじゃないかなあ~とか思う。
    世界観おもくそ西洋ファンタジーなのに、日本ぽい雰囲気が入りすぎてるというか…
    でも、ま、なんだかんだ言って好きだけど!
    ララとバビロンの関係はヤバすぎる^q^
    あと4年ぐらいしてララの成長っぷりにタジタジになるといいよ!!(笑)

  • 革命で国が崩壊し、王女ララは母親の故郷をめざす。剣士バビロンとの運命的な出会いにより危機を乗り越えるが……。聖少女将軍伝説を思わせる、波瀾万丈のドラマの始まり!

  • 10才ぐらいの女の子と150年生きてる男との珍道中。。

  • 「生きてゆく。その日一日一日を」


    内容紹介です。

    奇跡か宿命か??。伝説の聖少女将軍(ファンム・アレース)を思わせる王女ララと用心棒の剣士バビロン。運命に導かれた2人のドラマが始まる!
    革命で国が崩壊し、王女ララは亡き母の故郷をめざす。ララの命を狙う追っ手の目的は?バビロンの出生の秘密とは?貧しい村人たちの未来は?どんな状況でも力強く明るく生きぬこうとする者たちへの賛歌!


    香月日輪らしい作品と云っていいかもしれない。
    傭兵稼業をしているバビロンとなんかいろいろ背負っちゃってるララ。
    バビロンがララに言う、「生きるのも死ぬのも一緒」って言葉が重いなぁ。

    頼ってはならないと自分自身を厳しく戒める子供を、間近で見ちゃったら手を差し伸べたくなりますよね。
    そしてそれを自分の宿命だと言い切るバビロンに乾杯。
    たぶん、バビロンも淋しかったんだと思います。

    一人きりの生というものは、有限である私には想像もつかないけれど、やっぱり飽きてしまうし、辛いものなんでしょう。
    だからきっと、この二人の出会いは、ララだけではなくバビロンすらも救ったんだと思います。

    微妙に『エルシオン』と設定が被ります。
    同じ世界観?もうあんまり『エルシオン』を覚えてないから何とも言えませんが。
    今回も白魔道士バビロンが関わってる感じ。
    これから先のお話がどのように続くのかちょっと楽しみでもあります。

  • 児童書向けであることを前提にしても面白い。
    年の差の恋の模様がとにかく気になる。

  • 図書館から借りました

     異世界物。ファンタジー。

     魔物も龍も精霊も妖精もいる世界。
     三つ目のバビロン(額に目の模様の入れ墨があるのでそう呼ばれる)は、嵌められて契約魔法をかけられる。
     契約の主は10歳の女の子ララ。彼女を守って旅に出ることになる。

     ララはかわいげがないほど、物事に精通し、自分の食事は自分で調達できるし、魔法も使える。ただ、お人好し。
     バビロンは腕が立つし、基本的には人がよい。
     このお人好し二人が、旅先で人助けをしいていく。

     美少女で、亡国のお姫様のララ。(一人称が「わし」なのは、父王に嫌われ、墓守おばばに育てられたせい。) つんでれ、というほどつんでもない。
     バビロンは水龍の子で、母親が人間。150歳。(精神年齢がとても若い。外見と合致している)

     この二人、かなり危うい雰囲気になるので、妄想しやすい。
     でも、同著者の妖怪アパートほどははまらないが。

  • 香月さんなので、フツーに面白いです。ノリもよし。
    ただ、コレ、もっと長い原稿をカットしたのかな?のちのち伏線になるのかも?と思ったりするんだけどスルーされてる部分があってちょっと気になっちゃいました。

    続きは読みますが、完結してないので一気読みはキケンっぽいかな。待ちきれないほどテンションが上がるかどうかは次巻以降に期待です。

    表紙がイメージに合わないとブログに書いてた人がいて、それに関してはふーん、そうなんだ、なんだけど、ワタシはそれほど抵抗がないので、どうせなら角川スニーカー文庫みたいに中にもイラストがあるとよかったな~。

  • 「妖怪アパートの幽雅な日常」シリーズが面白かったので、同じ作者の別の作品を読んでみました。
    ファンタジーは好きなので、魔法とか剣とかの出てくるこの作品、それなりに楽しめました。亜人種や人間がうまく共存している世界観とかがファンタジーらしいです。
    「ナルニア国物語」とか「指輪物語」系のファンタジーだからか、ファンタジーとしては、ちょっと底が浅い感じがしなくもないですが、気軽に楽しめて良かったかな。
    この作者の作品に共通する魅力だと思うのですが、登場人物がとても魅力的。
    バビロンが、面倒だとかなんだとか言いながら、ララを大事にしているところとか、他人に優しいところとか、出生から辛い人生だったでしょうに、それを誰の所為にもせず運命としてあるがまま、まっすぐに生きているところとか。
    そして、ララも重い運命を背負いながら、心美しく逞しく生きている姿とか。ララの中にあるアンバランスさも絶妙で、140歳の年の差を超えてバビロンがうっかり惹かれてしまうのも分かる気がします(笑)。
    二人とも宿命を受け入れて、一生懸命生きている姿が素敵。
    あと、「人間にまず必要なのは、基本的な幸せだ。それは、自らの手でつくりだすこと。自分たちで畑を耕し、収穫を喜ぶ。家族みんなが健康で、いっしょにいられる。その幸せは金では買えぬ。金で買える幸せは、そのもっともっと、ずっと後で良い。」結構大事なことだと思います。

  • ひこ・田中さんのメルマガで令丈先生がおすすめされてたファンタジー。
    「年齢差140歳のカップル」という紹介に、興味をひかれて読んでみました。
    読みごたえありました。面白かった〜!!
    今まで知らなかったのが、不覚!
    「妖怪アパートの幽雅な日常」も、面白いのに泣ける人情噺ですが、
    「ファンム・アレース」も「香月節」が満載。
    歌うような歯切れのいい文章ですいすい読めて、
    物語の醍醐味をたっぷり味わえます。続きが読みた〜い!
    「妖怪アパート」も完結したことですし、ぜひぜひ、続きをお願いします。

    生まれてきたことも含めて、自分の過去の全ては
    ララに出会い、ララを支えるため、と覚悟するバビロン。
    かっこいいです。

    しっかし、10歳のララにこんなにドキドキしてるバビロン、
    あと5年たって、ララが15歳になったらどーすんだろね(笑)。

    令丈先生、ご紹介くださってありがとうございました♪

  • 推薦図書っていうのもうなずける内容でした。
    漫画にしたらいいなとも思う。

  • 異種族間恋愛・年の差恋愛という、個人的ストライクゾーンを2つもカバーされているし、ストーリー展開もなかなかで面白かった、続刊が楽しみ。

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著者プロフィール

和歌山県生まれ。本シリーズの第1作目で産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞。「ファンム・アレース」シリーズ(講談社)「大江戸妖怪かわら版」シリーズ(理論社)など、YA(ヤングアダルト)小説の作家。

「2023年 『妖怪アパートの幽雅な日常(26)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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