朝日新聞記者が書いたアメリカ人「アホ・マヌケ」論 (講談社 +α新書)
- 講談社 (2004年7月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062722674
作品紹介・あらすじ
アメリカを動かすのはネオコンでも中道派でもない!全米200以上の街で取材した特派員ルポの集大成。日本人が知らないアメリカの「深奥部」の底流に迫る。
感想・レビュー・書評
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【由来】
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【期待したもの】
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※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。
【要約】
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【ノート】
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冒頭から中盤まではお笑い形とも言える筆致で楽しく読み進めたが、中盤から見事なグラデーションで、発言はラディカルに、内容はポリティカルになっていく。反戦論が徹底しており、それでいて保守にもリベラルにも偏らない、中立の「記者の目」を遵守する。文体は軽いがこの気骨は堅い。
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すごく親しみやすいアメリカ人論。
まぁアメリカはなんだかんだで言論の自由が担保されているのがすごい。 -
文化の違いを大きく感じるところがいくつかあった。
チップ、レストランでは自分の好みをいちいち聞かれるところ。どうでもよい、おまかせが通用しないのは、良いのか悪いのかわからない。店のお勧めは、あってもよさそうだが。
スポーツに関して、分かりやすいのが良いということは、理解できた。また、米国の場合、プロスポーツでは、テレビの放映権が、大いに関係ありと雑誌で見たことがある。なるべく短時間に盛り上がりを見せて、終わることが必要らしい。
都市部と地方では、人情が違う。田舎では人懐こいということだが、親切(おせっかい)などは、米国の田舎に限ったことではないと思うのだが。
国民性、一致団結して事を行なうことは良いことだが、自分の主張<勝手な主張はまさに、子供時代からの教育の成果だろう。You can do it!! I,me,mine。大国のわがまま=国力と言うことなのか?人種特有のことなのだろうか?
最近では、リーマンショック、中国の台頭で少しは民族性は変わったのか? -
作者の表現単語に特徴がある。アメリカのかなり混雑した電車内で入口付近の中年女性が「詰めて」とお願いしたら、車奥の若い女性が「ノー、詰めたくない」と一言。日本の笑い話し。男性:「降ります!おろしてください!!」、女性:「絶対に、墜ろさないわ!」を思い出す。日本バッシング→パッシング→ナッシングに肯き。食事でわかる国籍:日本はだされたものは残さない。米国は残すのが前提の大盛り料理。たいらげると「You must've been hungry.」。中国は大盛りをみんなで平らげ、韓国は焼酎で無料のおかずと一緒に流し込む?WWFプロレスの人気の理由はソープオペラ仕立ての分り易さ。
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朝日新聞記者が書いたアメリカ滞在記。
なんともお手軽そうな表紙につられてつい購入。
コラムをまとめたもので、その時々内容の重みが変わるのはこういう形の本ならでは。
平易な文章でサクッと読めてしまうが、著者のツッコミどころは深く、面白い。 -
外国怖い僕が読んだら、もっと怖くなる。
でもアメリカと日本の違いをリアルな視点で書いてて面白い。
これ一冊で外国十分! -
[ 内容 ]
アメリカを動かすのはネオコンでも中道派でもない!
全米200以上の街で取材した特派員ルポの集大成。
日本人が知らないアメリカの「深奥部」の底流に迫る。
[ 目次 ]
第1章 日本人が右往左往するアメリカ流(ニューヨーカーになった瞬間 日米もてない男の差 ほか)
第2章 個性的にもほどがある(アメリカ人のトイレの作法 漢字ブームの真相 ほか)
第3章 スポーツで理解するアメリカ(シェイ・スタジアムが教えること スーパーボウルのアメリカ的意義 ほか)
第4章 善意の集合体から飛んでくる爆弾(「耐音レベル」の高い人たち 実は細かい国の「とりあえず脇」 ほか)
第5章 イラク戦争下のアメリカ人(砂漠の猿岩石がたれ流す映像 アメリカ兵の「戦う理由」 ほか)
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
2004年10月11日読了。
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逆にアメリカを好きになった。