分かりやすい図解コミュニケーション術

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062723596

感想・レビュー・書評

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  • 図解=絵ということを書いてはいない。
    プレゼンのスライドを作るときに重宝する。

  • 分けるから分かる

  • 物事を理解するプロセスに基づき、わかりやすくするには、キーワードを明確にする、情報構造を明確にする、比喩などを用いる、最初に主張の核心を配置するなど、受信者の脳内関所で処理される作業を発信者が代行することが必要であると説明。

    図解の原則として、注目する部分を目立たせる、詰め込み過ぎない、区切りを明確にする、違いを強調する、表で表す、グループ分けを明確にする、根拠に基づいた主張をするなどをあげている。

    物事を理解するプロセス(※まとめに未反映)
    * 情報が脳内関所(短期記憶)に届く
    * 情報のかたまりを抽出する(情報の区切りの発見)
    * かたまりどうしの関係を発見し、ターゲットの情報構造を推定する
    * 非論理的な情報を捨てる
    * ターゲットの構造に類似したベース(仮説)を脳内図書館(長期記憶)で探す
    * 候補として選んだベースに基づいて、ターゲット内の不明点を類推・検証する
    * ターゲットを脳内図書館の階層構造に新しいベースとして保管する

    わかりやすさの秘訣
    * 受信者の脳内関所で処理される作業を発信者が代行する
    * 過去のベースと照合しやすい(比喩など)
    * キーワードを明確にする
    * 情報構造(キーワードどうしの関係)を明確にする
    * 最初に主張の核心を配置する

    図解の原則
    * 誘導:注目する部分を目立たせる(大きく、少なく、鮮やかに、奇妙、コントラスト)
    * 要約:聞き手の受信量が多いことが重要。タイトルは15文字以内に
    * 簡素:詰め込み過ぎない
    * 分離:区切りを明確にする
    * 対比:違いを強調する。表で表す
    * 配置:グループ分けを明確にする
    * 説得:事実は理解してもらう。意見は同意してもらう。根拠に基づいた主張をする

著者プロフィール

藤沢 晃治(ふじさわ・こうじ)

慶應義塾大学卒業。管理工学を専攻し、卒論では、AI(人工知能)をテーマとしてチェスを指すプログラムを作成。大手メーカーでも専攻を活かして、ソフトウェア・エンジニアとして勤務。『「分かりやすい説明」の技術』、『「分かりやすい文章」の技術』、『「分かりやすい表現」の技術』の3部作のベストセラーなど、講談社・ブルーバックスの著作がシリーズ合計65万部を超える。2005年に退職後、数多くの企業向けの研修で活躍中。「分かりやすく伝える技術」をテーマに、日本テレビ系の教育バラエティ番組『世界一受けたい授業』にも講師として出演。TOEIC900点、英検1級、工業英検1級、通訳ガイド資格(英語)なども持つ。
その他に『日本人が「英語をモノにする」一番確実な勉強法』(三笠書房>)、『新装版「分かりやすい表現」の技術』(文響社)、『心を動かすプレゼンの技術』(角川書店)、『「判断力」を強くする』(講談社)など著書多数。

「2020年 『頭のいい段取り すぐできるコツ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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