LD(学習障害)とディスレクシア(読み書き障害)-子供たちの「学び」と「個性」- (講談社+α新書)
- 講談社 (2006年12月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062724128
作品紹介・あらすじ
LD支援は子どもへの理解と愛情から始まる。読み書きができなくても伸ばせる個性がある!日本でも60万人以上という、LD等の子どもたちの理解に必須の知識を第一人者が解説。
感想・レビュー・書評
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どちらかというと、教育者向け?
制度や定義、歴史的背景についての説明が多かった。
ディスレクシアあるいはLDである、あろう有名人の章は面白く読んだが、あとは読むのが辛かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読み書きができなくても伸ばせる個性がある!
LD支援は子どもへの理解と愛情から始まる
日本でも60万人以上という、LD等の子どもたちの理解に必須の知識を第一人者が解説!
かつて、LDという概念を皆さんにわかってもらおうと努力していた頃、「LDという新しい障害を、あなたはなぜ持ち込もうとするのか」と聞かれたことがある。この問いを何度も自分に向けた結果、たどり着いた答えが「障害は理解と支援を必要とする個性」である。この言葉は「障害もまた個性なり」を下敷きにしている。なんとふところの深い、人間味あふれる考え方だろうか。そうした個性的な状態とのつきあい方をしっかり心得ているなら、この考え方、言い方は正しい。しかし、私たちはまだそれほど賢くはない。LDやディスレクシアという言葉があって、ようやくその状態を理解しはじめるのである。LDとディスレクシア、それらの言葉を通して、彼らの本質を知り、そして、言葉の背景にある人間の素晴らしさを皆さんと共有したい。
●なぜ読み書きができないのか
●教室の中のディスレクシア
●ディスレクシアの背景にあるもの
●ディスレクシアの成功の鍵とは
●理解する人、支える人がいる
●障害が個性となるために
●教育用語から日常用語へ
●今後のLD・ディスレクシア教育
●わが国の特別支援教育の動向
●学力を後回しにしてはいけない -
なぜ読み書きができないのか。LDとディスレクシアについて解説したうえで、その特徴、教育の変遷を述べた一冊。図解も多用され、偉人の例などもあるため、初心者にもわかりやいように感じた。
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今後の展望まで含めた、LDに関する幅広い視野が得られる。
6年前の本だが今読んでも非常に勉強になる。 -
ディスレクシアについてよく書かれている。
分かりやすかった。