生命保険の「罠」 (講談社+α新書)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 95
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062724685

感想・レビュー・書評

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  • 20081120

  • これは良い本。ここまですらすら読んで行けた本は久しぶり。

    保険を検討している御方は一度読んでみる事をお勧めする。
    保険とは、そもそも何なのか。
    日本では多くの人が保険に入る。

    老後の蓄えであったり、自らが死亡した時の遺族への贈り物であったり、大病を患った時の緊急資金であったり。


    IF(もし)  万が一、その「時」の為に私達は保険会社主催のギャンブルに手を出す。

    絶対勝ち目の無い、その賭け事に。


    巻末でエリート保険マンが四人家族の家でかかる月額の保険料は7000円と答えていることは、
    日本人がいかに保険に無知であるかを教えてくれている様だ。

  • 生命保険を見極める。
    生命保険問わず、保険のCMはなぜあんなに多いのか?

  • ちょうどダンナを保険に入れようと画策中なので、思わず手に取ってしまった本。「保険」というものの本質を、論理立ててつまびらかにしてくれるので読んでいてすっきりする。本当に必要なお金がなにかを見極めて、本当に必要な保険にはいること。終身と定期の違いぐらいはわかってるつもりだったが、終身が106歳までの保険料の前払いだとは知らなかった。役に立ちました。参考にしつつ、いい保険に入ろうと思います。

  • NO.3
    社名暴露で今の生命保険のあり方を批判していて楽しかった。
    個人的には、最終章の保険営業マンが本音で薦める保険の入り方だけ読めばOKかも。

    保険営業マン自身が加入している保険と薦めている保険は全く別物。
    もし保険を勧められたら、「あなたはどの保険に入っていますか?この保険に入っていますか?」で核心をつけるのには納得。一度お試しあれ。

  • <body>
    <ul>
    <li>生保の営業は、どんな保険に加入しているか</li>
    <ul>
    <li>ソニー生命、県民共済</li>
    </ul>
    <li>生保加入1年は、保険金は半額しか支給されない</li>
    <li>投資信託の販売手数料 1-3% 信託報酬 1.5%程度</li>
    <li>生保は? 30%くらい  公開されていない</li>
    <li>保険会社の外交 5年程度で離職 生涯の付き合いはできない</li>
    <li>医療保険 入院に備える保険</li>
    <ul>
    <li>定期保険 期間限定の保証</li>
    <li>終身保険 一生涯の保証</li>
    <ul>
    <li>アフラックは男性106歳、女性108歳という設定にしている</li>
    <li>保証は一生涯続き、保険料はあがらないといっても、106才まで生きるという前提で保険料を設定している。</li>
    <li>60歳からは、保障はそのままで、月々の保険料はゼロになります。</li>
    <ul>
    <li>60歳までに、60歳以降の(110歳までの)保険料をすべてはらってもらう仕組み</li>
    </ul>
    </ul>
    </ul>
    <li>保険会社の三つの手口</li>
    <ul>
    <li>おまけでつる</li>
    <ul>
    <li>お祝い金 その分保険料に上乗せされるおまけ</li>
    <li>定期特約付き終身保険</li>
    <ul>
    <li>万が一の場合にだけそなえる保険</li>
    <li>特約を追加すると、保険料がさらに高くなる</li>
    <li>万が一がない場合保険料はすべて保険会社へいく</li>
    <li>60歳までの3000万円の保障が、60歳をすぎると100万円</li>
    <li>差額の2900万は定期特約というおまけの塊にすぎず</li>
    </ul>
    <li>医療保険、がん保険</li>
    <ul>
    <li>いままで特約扱いだったもののバラ売り</li>
    </ul>
    <li>日本は保険大国</li>
    <ul>
    <li>死亡保障 ドイツ、イギリス 年収とおなじくらい アメリカ2倍 日本 5倍</li>
    </ul>
    </ul>
    <li>極論に振る</li>
    <ul>
    <li>営業担当が、身内をがんでなくしたとの体験談</li>
    <li>高額医療 還付金を考慮していない</li>
    <li>高度障害保険金 &mdash; 自動車保険から賠償金がでるはず</li>
    <li>9割が60歳まで行きて、その5割が80歳までいきる現実</li>
    <li>保険が必要とされる場面のみ語って、その確率を語らない</li>
    </ul>
    <li>信者にする</li>
    <li></li>
    </ul>
    <li>あらゆる保険商品は保険会社が損をするようにはできていない</li>
    <li>保険の種類は2つのみ</li>
    <ul>
    <li>定期保険  定期保険 かけすて</li>
    <ul>
    <li>保障にかかるお金だけをいただく保険</li>
    <li>更新で保険金が上がる。30歳と同じ条件を40歳で更新すれば上がるのはあたりまえ</li>
    </ul>
    <li>定期保険に満期金がついたもの 終身保険と養老保険</li>
    <ul>
    <li>保障にかかるお金と満期金の積み立てだけのお金の療法を頂く保険</li>
    </ul>
    <li>二本分のお金を払って2本分の機能を買うべきか、一本分の料金に押さえて一本分の機能でよしとすべきか</li>
    </ul>
    <li>学資保険、子供保険はいらない</li>
    <li>保険 不幸のくじ 当選しても素直に喜べないくじ</li>
    <li>一家の世帯主が家計を支えている間の万が一に備えることが優先されるべき。60歳までに10%
    がなくなるとすれば、子供が自立するまでの死亡に保険をかけておこうととなってもおかしくない。そのつぎの備えは大病。がんと診断された場合に貯金が脅か
    されないように300万円位の一時金がもらえる保険にはいっておく</li>
    <li>社員が入っている保険</li>
    <ul>
    <li>高利回りで貯蓄性が高い保険は保険だとおもわずに大事につづける</li>
    <ul>
    <li>バブル期の高利回りの養老保険や終身保険</li>
    </ul>
    <li>万が一に備える保険は貯蓄性など期待せずにひたすら低料金なものを利用する</li>
    <ul>
    <li>大企業のグループ保険 万が一に数千万</li>
    </ul>
    </ul>
    <li>33歳 妻専業主婦、4,2歳</li>
    <ul>
    <li>二本立て</li>
    <li>万が一に備える保険 損保ジャパンひまわり生命の収入保障保険</li>
    <ul>
    <li>60歳までに万が一のことがあったら年180万遺族へ支払われる</li>
    <li>保険料60歳まで一定 4650円</li>
    </ul>
    </ul>
    <ul>
    <li>大病と入院に備える保険</li>
    <ul>
    <li>東京海上日動あんしん生命のメディカルミニという医療保険</li>
    <li>がんの診断時、AMI,脳卒中で300万 入院で5000円 10年更新 月2222円」</li>
    </ul>
    <li>保険料を抑えるには欲張らないこと。終身保険は考えない。定期保険の場合は収入保障保険がよい</li>
    <li>万が一の保障を期間限定とし、一生涯の保障はもとめない</li>
    <li>入院保障 払い戻し制度がある。一日5000円程度を考えておけばよい</li>
    </ul>
    </ul>
    </body>

  • 何を目的に保険に入るか考えなおす。保険会社の社員が入っている保険とは。

  • 保険に関して不透明に感じていたことがこの本を通じて理解できた。―「貯金が間に合わない順」を考えると、保険をかけるべきことの「優先順位」が見えてきます。(08年3月2日)

  • 2008/2/1 購入

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著者プロフィール

「保険相談室」代表
1959年生まれ。長崎大卒。95年アパレルメーカーから日本生命へ転職。約10年、営業職として在籍。2005年より複数の保険会社の保険を扱う乗り合い代理店へ。12年より現職。保険の有料相談、執筆、講演等に従事

「2021年 『生命保険は「入るほど損」?!<新版>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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