- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062727549
作品紹介・あらすじ
「俺は北朝鮮人民が幸せだとは思わない。将軍様の統治によって、北朝鮮が救われたとも思わない。北朝鮮の人民は苦しい生活を送っている。常に飢餓と隣り合わせの運命だ。正直いって、お上のやり方に不満や異議を持つ人間はたくさんいる。ただ、それを口に出したり、行動に移せないだけだ。でも、いずれ変わる。すべての事象は、自然に、でも確実に、あるべき方向に変わっていくと俺は信じている」中国で一番有名な日本人が聞いた北朝鮮主導層の肉声。
感想・レビュー・書評
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北朝鮮は政治が悪い。しかし人民はどうなのか?そんな疑問を得た。
北朝鮮のスーパーエリート達は日本人のエリート達より更に努力をして勉強をしている。世界を分析し、英語と中国語を操る。
彼らは「言論の自由」がある日本で、それを活用していない日本人をあざけている。「日本の大学生の自己管理レベルはわが国の小学生以下だ」と。国家のために命をかける、と言い切れる北朝鮮の若いエリート。
かたや現状のぬるま湯につかり、行動を起こさない日本人達。
果たしてどちらの若者達が未来を作って行けるのか。私は幕末の志士達の志を思い出さざるを得なかった。
本書では中国の微妙な立ち位置も解説されている。北朝鮮は「鶏のレバー」。肉のついてない骨ばかりの鶏。うまみはもうないけど、レバーは残っているので、捨てるには惜しい。 -
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http://maemuki-blog.com/?p=9810 -
情報の量・質は素晴らしいと思う。
足で稼いだ貴重な情報の数々。
ただ、何か読みにくかった。
情報の羅列で、メッセージが分かりにくいからかな。
もう少し整理・分析が必要かと。
後、本のタイトルと中身はあんま合ってないかな。北朝鮮の内情に迫った話ではあるが。 -
中朝国境地帯を旅しながら、密輸現場に同行するシーンは、読みごたえがあった。
北京大学で出会った北朝鮮のスーパーエリートとのやり取りよりも、中朝国境地帯での体験談がとても面白かった。
他の人には、きっと書けないと思う。
今後の著者の活躍に期待したい。 -
『中国人は本当にそんなに日本人が嫌いなのか』といい、本作といい、タイトルと内容が全く合わない。タイトルは出版社が付ける場合も多いと聞くが兎に角売れれば良いと言う姿勢は大いに疑問である。内容自体は『中国人は~』のように生半可な日本論がなく中朝国境を踏破しながらの実地見聞録なので結構、興味深く読めた。今回は日本語での書き下ろしの為か中国にとっての【不都合な真実】にも触れられている。但、相変わらず『筆者の中国語及び学習過程を研究テーマにしている学者も少なくない』等の自己PR臭が鼻に付く。三冊目は多分ないと思う。
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「俺たちの国はあと2年で崩壊する」――北京大学で邂逅した北朝鮮からの留学生、彼らスーパーエリート達の肉声を、世界で初めて公開する! 毎朝のジョギングで何度も周回遅れにして、北朝鮮スーパーエリート達の心を開いた著者。「大好物は日本食、ハリウッド映画をこよなく愛し、ユーチューブが情報源……」彼らが語った驚愕の真実とは何か!?