食のモノサシを変える生き方 「病気が逃げ出す」オプティマル栄養学のすすめ (講談社+α新書)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062727754

作品紹介・あらすじ

人間の遺伝子上は、生物として120歳まで生きられるメカニズムになっていることが科学的に証明されてきています。ところが、人間の平均寿命はもっと短く、病気になって健康で文化的な生活を全うできない人がほとんどです。加えて、蔓延する生活習慣病から放射能汚染まで、健康と命を削る驚異は増える一方です。
 それらはすべて、「酸化」で説明がつきます。過剰な酸化により人間の細胞が破壊され、健康と寿命を阻害する。ということは逆に、酸化に対抗できる「抗酸化」の生き方ができれば、病気や果ては放射線にも負けずにすばらしい人生を手にできるということです。
 カギを握っているのは「食事」。口にするその食事で、人間の体の質は決まってしまいます。抗酸化力を高める食事、食材を口にすれば、人生は今日から変ります。
 本企画では、福島第一原子力発電所の事故を契機に、東京から大垣に移り住み、自ら抗酸化力を高める本当によい野菜の供給に挑み始めたフードプロデューサーが、間違いだらけの私たちの食と健康常識を詳らかにし、家族を守るための新しい食事法について懇切丁寧に語ります。誰でも実践できて、必ず効果が期待できる。食への不安が高まる一方の日本において、本当の安心を引き寄せるために具体的な行動指針を示す1冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 勉強になりました。
    健康でいるためには体の酸化を回避しなければならないが、現代の日常生活を支える食糧は酸化を促す添加物などを多く含んだ商品ばかり。抗酸化物質を多く含む野菜などの摂取が求められるが、スーパーで売られている食材は価格競争にさらされる中で効率偏重で生産される結果、一昔前より栄養価が乏しくなっている。自分の健康を守るため、および社会の悪循環を断ち切るために、良い食材を誠実な農家さんから適切な価格で入手できるコミュニティを持つことに、一人ひとりが努めなければならない。というお話。

    もともと、極力自炊は心がけていたけど、自炊のみならず食材の調達先にもこだわらなければならない点がかなりハードルが高いと感じた。

    健康を通して農業とか経済とか社会の問題までを考えさせられる内容で、これまでの価値観を切り替えて危機感を持って行動しなければならないと思った。
    手始めに、食べチョクとかをよく見て活用してみようと思った。

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著者プロフィール

フードプロデューサー 一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事

「2019年 『本当は怖い! こんな「長持ち食品」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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