続く会社、続かない会社はNo.2で決まる (講談社+α新書)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 66
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062727853

作品紹介・あらすじ

会社で楽しく仕事をするか、いやいや仕事をするか、いまのサラリーマンに選択肢はない。会社の運命と共に沈みゆく人生を望むなら別だが、明るい未来、輝ける未来を切り開きたいのなら、立ち上がって行動を起こすしかない。会社を変える要員として、会社の変革に務めるべきである。会社の主役は、トップではない。「会社を変えたい、もっと働きがいのある職場にしたい」という社員の思いをひとつにまとめ、改革を起こしていくのは、トップではなく「No.2」だ。

感想・レビュー・書評

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  • vol.273「消滅する会社」に欠けているものとは何か?急落の真因に迫る。
    http://www.shirayu.com/letter/2014/

  • "著者は?2という言葉を使っているが、私は違和感を感じる。?2といいうよりは、パートナー、相棒だろう。
    社長と同様に企業の運営に責任を持って携わる相棒がいる企業といない企業ではゴーイングコンサーンができたりできなかったりするということが、本書に語られている。ごもっともな点もあります。"

  • ソニーやシャープはひとごとではありません。500人以上のトップリーダーを取材してきた著者が、長らく続く日本企業苦境の真因を喝破します。商品でも、価格競争力でも、市況でもなく、原因はNo.2の不在。数百社の盛衰を見続けてきた視点で、生き残る企業になるための共通の成功方程式を解き明かします。生き残りをかけて熾烈な競争を続ける経営者からビジネスマンまで、すべての働く人をやる気にさせる1冊です。

  • NO2の役割は?

    →高いモチベーションを持ち、やる気のある社員だけが会社を変える
    会社を変えたい、もっと働きがいのある職場にしたいという思いをひとつにまとめ、改革を起こしていくのはトップではなくNO2である
    さらにそこから、世のため人のためになる事業をどのように推進していくかという次元を突き詰めるまで持っていかなくてはNO2の存在価値はない

  • トップやリーダーを扱う本は多いですが、上から2番目の役職という与えられたポジションで

  • (この本でのNO.2とは何か?)……単にヒエラルキーに基づいたランクやポジションの「二番目」のことではない。No.2とは、企業を変え、成長させる主役である。トップの掲げる企業理念や企業ビジョンを実現すべく動く人であり、そのために実質的に社員を動かす人のことである。①参謀機能、②世話役機能、トップの意思をダウンさせると同時に、ボトムの意思をアップさせる、トップダウンとボトムアップを交互に流通させるのがNo.2なのだ。
    (No.2を育てるのはいわゆるリスクヘッジのためか?)……不祥事を起こした企業に共通する点は二つある。一つ目は、社内のチェック機能が働いていないことである。もうひとつの共通点は、経営者が悪しきワンマンでNo.2がいないことだ。
    (世界のホンダはNo.2がつくった?)……技術イノベーションを起こしたのは本田宗一郎、ユーザーオリエンテッドで商品化、事業化し、世界のマーケットに売り込んだのは藤沢だった。技術に関する以外の社業を、すべてNo.2の藤沢武夫に任せた。

  • 何かにつけて企業のトップは良くも悪くも注目される運命なんだろうが、この本は題名のとおり、そのNO2について書かれた本であり、これは会社の社長に限らず、小さな課におけるヒエラルキーにおいても同様に読みとることが出来ると考える。
    サラリーマンとして、決して保身に走ることなく、出世をある程度犠牲にしても、物を申すことが出来る重要性を説かれるも、現実はなかなか難しい。

    閉塞感漂う環境下に新たな目線で考えさせられた。
    お勧めの一冊。

  • No2は、将来のための投資といったところか。読むと周囲の意見を素直に聞いて項羽を破った劉邦を思い出す。周囲の諫言にも耳を傾ける上司になりたい。というか、管理職になったら色々楽しみたい。

  • トップに対して正面から物申すNo.2シップを持つことで会社は発展する。
    ひたすらトップの顔色を伺っているようではダメ。ダメなところをきちんと指摘することで結果的にトップを支える存在になれる。

    私が普段から考えていることも書かれており、納得できるところが多かった。

  • 耳が痛いお話ばかりですね。反省です。注意すべき点や改善すべき点が 分かりやすく説明されてました。実践してみます。

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著者プロフィール

1950年、兵庫県に生まれる。ジャーナリスト。テレビディレクター、ニューヨークの雑誌スタッフライターを経て、1983年に独立し、新聞、週刊誌、月刊誌で精力的に執筆。逃亡中のグエン・カオ・キ元ベトナム副大統領など、数々のスクープ・インタビューをものにする。現在は経営、国際経済をはじめとして、政治・社会問題など幅広い分野で活躍。これまで500人以上の経営者にインタビュー。ダイエーの創業者・中内功には1983年の出会いから、逝去まで密着取材を続けた。
著書には『流通王――中内功とは何者だったのか』『柳井正 未来の歩き方』『作らずに創れ!イノベーションを背負った男、リコー会長・近藤史朗』『続く会社、続かない会社は№2で決まる(講談社+α新書』』(以上、講談社)、『「使命感」が人を動かす――成功するトップの絶対条件』(集英社インターナショナル)、『社長の危機突破法』『確信と覚悟の経営』(以上、さくら舎)などがある。

「2023年 『経営は人間力!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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