黄昏の囁き (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 128
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062731485

感想・レビュー・書評

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  • 囁きシリーズ3作目。過去の記憶があり、それし事件が起こる。そして想像していなかった犯人。おどろおどろしい雰囲気。綾辻行人のホラー・ミステリーはどれも面白い。

  • 5人目は勝手に子供って思い込んでたから
    あーなるほどってなった(笑)
    犯人はそこしかなかったからあれやけど
    囁きシリーズのあの不気味さは今回も健在でよかった

  • 綾辻さんの文体は読みやすくて好きです。
    犯人が分かりかけてきてからのどんでん返し、面白くてすぐ読み終わりました

  • 囁きシリーズ第三弾。個人的に囁きシリーズの中では今作が一番面白かったかな。犯人の意外性もあったけれど、今回はそこまでミステリ的ガジェットの繰り返しによるくどさが無くシンプルで、それでいて終盤の犯人の動機が綴られている箇所の犯人の意識の変遷が真に迫っているような気がした。うーん、やっぱり綾辻先生は雰囲気作りが上手いなぁ。

  • 前作、暗闇の囁きよりも話の流れ、オチも良い。微妙に緋色の囁きと繋がってた。過去と現在をうまい具合につなげててストーリー自体は秀逸。

  • 初の綾辻行人作品。特に調べもせず、有名作家の一冊くらい読むかとカゴに入れたら、帰ってから表紙の怖さに慄く。
    書き出しがホラーとかサイコでまたもや慄く。
    割と残忍な描写が多くて、ミステリ感を意識しづらかった。
    するする読めるけど、意識して書かれてるリフレイン部分で流し読んでしまう。


  • 『緋色の囁き』に続いて、知り合いに借りた(貰った)本。
    これも、娯楽に徹していて、いい小説だと思った。
    なにより、何を読んでもストーリーに全然ノってこなかったのが、嘘のように一気に読める。
    それは『緋色の囁き』と全く同じで、これが綾辻行人クオリティなんだなーと感心した。
    ただ、結末の意外性にこだわり過ぎちゃって、結末がショボく感じるというのも同じだったような?w
    (ていうか、犯人の隠し方まで一緒のよーな?w)

    自分は、トリックには全く興味がなく、ストーリーや読んでいて感じる雰囲気がよければいいという方なので。
    意外な結末よりは、自然な結末で読ませてくれる小説の方が好きだ。

  • 綾辻行人氏の囁きシリーズ第三弾。シリーズの中では比較的ホラー要素が薄くどちらかというとサイコサスペンス風味で面白い。主人公の周りで起きる連続殺人事件と封印された過去の記憶。今回も主人公はなかなか過去の記憶を思いだせず読んでいてじれったくてたまらない。犯人は誰だろうと色々予想はしたけど最後までわからなくて真相には驚かされた。囁きシリーズは館シリーズのような派手な仕掛けはないが、じわじわと迫りくる不気味な雰囲気重視で主人公が過去の記憶に翻弄されながらも立ち向かっていく姿がじれったくも目が離せない。

  • 話の流れ、犯人の明かし方、結末、どれも他の囁きシリーズよりは印象に残りにくかった。

    登場人物が少ないから、犯人も絞られてくるし、主人公である
    津久見翔二と共に行動していた占部直毅は犯人にはなり得ないし、ってことで予想はついていた。

    のりちゃんって名前ズルいよなぁ。
    女の子なのか?って、ずっと思い込んでたな。

    翔二と占部さんが仲良いから、バイクの二人乗りとか、将来の約束とか、ちょっと腐った目で見てしまった。

    自分の罪を他人の罪にすり替える…って、実際には難しいと思うんだけど、それで四人を殺し切ってしまえた犯人は凄いわ。良い人だと思ってたからこそ残念でした。

  • 世界はそこで、
    丸く切り取られている。

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著者プロフィール

1960年京都市生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。87年、大学院在学中に『十角館の殺人』でデビュー、新本格ミステリ・ムーヴメントの契機となる。92年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。2009年発表の『Another』は本格ミステリとホラーを融合した傑作として絶賛を浴び、TVアニメーション、実写映画のW映像化も好評を博した。他に『Another エピソードS』『霧越邸殺人事件』『深泥丘奇談』など著書多数。18年度、第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。

「2023年 『Another 2001(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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