コマのおかあさん (講談社文庫 さ 62-7)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062733717

感想・レビュー・書評

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  • めめちゃんの書いたものはすべて目を通していたと思ったら未読だった。そういや博打エッセイも未読だ。は、さておき。保護犬「コマ」のおかあさんになっためめちゃん。いつものエッセイの語り口とは異なる「おかあさん」としてのめめちゃん。だけど、やっぱ中身はめめちゃん。人のご飯を分け与えたり、自分の都合で全バリかけたり、今だったら、ちょっとな…って思うところもあるけれど、それはそれとして、コマへの愛情は間違いないわけで。犬漬けだった過去の話は新鮮だった。

  • 保護犬で雑種のコマとの生活について、雑誌に2年間連載されたエッセイが収録されてます。

    筆者は随分可愛がっているように思えますが、相当虐待しているようにも思えて残念です。

  • 表紙裏
    みすぼらしい雑種の捨て犬を自宅に引き取った日、私は「おかあさん」になった。だが、コマと名づけた愛犬が大人しかったのはその日だけ。盗み食いはする、抜け毛による大気汚染は深刻、いろんな言いつけが守れない。恩知らずな我が子とのバトルな日々は、けれどこんなにも素晴らしい喜怒哀楽に満ちている。

    目次
    コマが来た!
    セカンドおかあさんのこと
    食いしん坊コマ
    コマとお散歩
    コマは恩知らず
    コマのコンタミ
    誰でもいいの?
    コマの居場所
    コマとお友だち
    コマの運命
    おおむね いいコ
    コマはシンプル
    性悪女・・・?
    甥っ子シンシン
    コマへの手紙
    コマのおかあさん

  • つくづく、愛情深い人だなぁと思う。
    コマは、鷺沢さんと運命の出会いだったのかな。それとも、出会ったのがコマじゃなくても、鷺沢さんは同じように愛情を注いだんだろうな。でも、きっとコマと鷺沢さんの出会いは必然。
    人間の子供にすら、愛情を注げる自信がないわたしには、思わず涙してしまう一節もありました。
    コマと鷺沢さん、いまごろは一緒に幸せに過ごしてるかな。
    そうだといいな。

  • 2010年1月12日購入。

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著者プロフィール

鷺沢萠(1968.6.20-2004.4.11)
作家。上智大学外国語学部ロシア語科中退。1987年、「川べりの道」で文學界新人賞を当時最年少で受賞。92年「駆ける少年」で泉鏡花賞を受賞。他の著書に『少年たちの終わらない夜』『葉桜の日』『大統領のクリスマス・ツリー』『君はこの国を好きか』『過ぐる川、烟る橋』『さいはての二人』『ウェルカム・ホーム!』など。

「2018年 『帰れぬ人びと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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