反撃 下 (講談社文庫 ち 5-4)

  • 講談社
3.68
  • (6)
  • (17)
  • (17)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 99
感想 : 13
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062736664

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ジャック・リーチャーシリーズ2作目なんだけど
    なんか壮大なスペクタクルな感じ。
    この頃の作品は粗削りで突っ込み処もあるのだけど、細けえことは良いんだよ!って感じで押し切っている。読む側も、そんな事よりこれから先どうなるんだ?という気持ちの方が強い。
    安心して読めるハラハラドキドキの冒険譚という矛盾したアクションアドベンチャー小説。日頃の鬱憤や鬱屈した気持ちが晴れる読み物として最高ではないかと思う。

    ---------------以下Amazonより
    孤立無援、絶体絶命
    そして衝撃のラスト!

    人質をとった重武装組織。彼らの最終目標は何なのか。
    アンソニー賞作家が放つ痛快サスペンス・アクション!

    2人を閉じ込めた車は深い森の中の開墾地にたどりつく。そこは米国からの独立を目論み重火器で武装した民兵組織の根城だった。FBIの追跡が内通者によって後手に回る中、冷徹に機会をうかがっていたリーチャーは、ついに反撃を開始する。孤立無援、絶体絶命の危機。衝撃のラストまで一瞬も目が離せない!

  • 評価4.0
    上巻読了後の販売中止にめげずに古本を購入。
    ホリーの正体は説明されてもよく分かりにくい。名付け親と言われても。ジャクソンが惨殺されたのはショックで、何とか一緒に逃げてほしかったが。
     リーチャーに騙されそうになっているレイの馬鹿さかげんにも呆れるところだが脱出劇はもうすぐ始まる。リーチャーの上司の信頼にも心打たれる。
     残念ながら大統領の協力は得られず脱出計画はお粗末に見える。しかも現場要員ではないマグラスは敵に捕まるという大失態。やっぱりリーチャーの活躍を待つしかない状況で最終盤へ。 
     結局スパイは2人とそんなことあるかという感じであったが重要登場人物は誰も死なずハッピーエンドとしてよいか。楽しく読めて続編も楽しみ。ちょっと残念だったのはリーチャーの活躍を称賛する余韻がなかったこと。将軍やガーバー、マグラスなどとの後日談もないし、ホリーに関してはマグラスとくっつく始末。こんなに頑張ったのに。

  • ジャック・リーチャーシリーズ2作目(原作刊行順)、相変わらずカッチョ良いわ、リーチャー。

    極右民兵集団の暴発的独立運動とテロ活動、重要な位置づけとなるヒロインの誘拐、FBIと軍隊とワシントンのパワーバランス。組織内の裏切りと誘拐行為。有象無象がゴチャゴチャ絡み合う中で進む物語。

    何がカッチョ良いかって、リーチャーはそのどこにも組することなく、自分の価値観と正義感の元に培ってきたスキルを元に行動できること。憧れるわ~。

    人間関係を引きずらないリーチャーシリーズだからこそできそうな、後半のとってつけたような相関図はちょっと残念だったけど、スピード感とワクワクを損なうことなく最後まで読ませるパワーはさすが。
    リーチャー読んで元気出していこう!

    しかし、主人公が「ジャック・リーチャー」、作者が「リー・チャイルド」、この混同しそうな名前、なんとかならんのか(笑

  • 髪の本で。
    何度も捕まって殺されない理由よく分からずで、話がスッキリはまらない。

  • リーチャーはシカゴで、足を悪くした女性ホリーを助けようとしたら彼女もろとも謎の男たちに拉致される。彼女はFBIの捜査官なのでそれが理由なのか。行方不明になった彼女をFBIが追う。リーチャーは脱出できるのか。

    めちゃくちゃ面白かった。単純な話なのに飽きさせず先が気になる。

    ※以下ちょっとネタバレ

    犯人はモンタナで独立国を作ろうとする民兵組織。ホリーの父親は統合参謀本部議長。

  • 民兵組織の狙いは?
    情報を漏らしているのは?
    読み出して最後まで一気でした。
    ジャックリーチャーいいですね。

  • 本を読む速度が急に衰えてきた。「これはいかん」と思い、昨年11月に『隠蔽捜査』シリーズを1日2冊ペースで読み、12月からはリー・チャイルド三昧である。ラドラム、パーカー亡き後、私が唯一頼みとするミステリ作家である。
    https://sessendo.blogspot.com/2022/02/blog-post_5.html

  • ジャック・リーチャーシリーズ第2作。最近の作品と比べると、アクション多め。FBI捜査官ホリー・ジョンスンの誘拐現場に偶然居合わせたリーチャーが、ホリーと共に、誘拐犯グループに反撃するという話。還暦を過ぎたかつてのリーチャーの上司ガーバー将軍も、リーチャーと共に戦う。
    今回の作品を読んで、主人公が巻き込まれ体質なのは、『探偵はもう、死んでいる。』と同じで、ヒロインが毎回変わるのは、ジェームズ・ボンドシリーズと同じだなと気づいた。

  • 反撃〈下〉 (講談社文庫)

  • 見事な巻き込まれ具合です。しかも大活躍。リーチャー凄い。

全13件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1954年イングランド生まれ。地元テレビ局勤務を経て、97年に『キリング・フロアー』で作家デビュー。アンソニー賞最優秀処女長編賞を受賞し、全米マスコミの絶賛を浴びる。以後、ジャック・リーチャーを主人公としたシリーズは現在までに23作が刊行され、いずれもベストセラーを記録。本書は22作目にあたる。

「2019年 『ミッドナイト・ライン(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

リー・チャイルドの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×